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奥様へ日本のお土産

先日、ご来店されたベルギーのお客様から奥様へのお土産として御注文をお請けした御印章を納めさせて頂きました。 印相印ではなく、小篆で印稿を書きそれを原版として機械で彫刻し、最後に仕上げ刀で仕上げをしました。

印材はオランダ水牛でご注文を請けてました。
印相印の材料ではないので、グレードの低いオランダ水牛は茶色が入ってます。ほとんど使う事がないので久しぶりに材料箱から取り出したので、自分でもこんなに茶が入ってるのか…ってまじまじと眺めてました。

でも、ベルギーに日本のお土産でこの茶色が入った印材ではな~って思い、今は販売しなくなった印材を探してみるといいのがありました!
1寸5分丈(約45mm丈)の銀丹、サヤ付き!小さくて可愛いので奥様へのプレゼントには最適と思いました。
純白オランダ水牛でかつグレーでなくあめ色!
純白と言うのは茶色が入ってまだらになっていない物で、グレーがほとんどですが稀にあめ色が採れます。 あめ色は少なく仕入れたくても中々数が揃いません。
また銀丹とは職人が印材を削って銀を埋め込んであります。この加工はかなり難しいそうです。 他に象牙でしたら、金を埋め込んだりもしてますが、流通もなく職人も居なくなっているので印材自体がかなり減ってきてると聞きました。

40年ほど寝かせてあるだろう純白オランダ水牛の銀丹、サヤ付きを彫刻してお渡ししました。
昨日、お礼のメールを頂き読みましたが、英文の訳し方が正しいか確認をとりたいと思います。