日々のこと

BLOG

同業者の方へ

年明けて技能士検定試験が行われる予定となってます。
ですが、能力開発協会より「次の検定で100名集めないと実施しないし、廃止にする」という要請がきてます。予算の関係からか、少人数は切捨てということでしょうか。少なくなっていく技術は排除されるように思えてならなく少し憤りを感じます。
9月には実施要綱が発表され、10月1日~12日の間で受付が行われるそうです。
検定試験がなくなれば、印鑑制度は廃止にもっていく可能性が非常に高くなってきます。
韓国では印鑑制度を廃止一歩手前まで行きましたが、法令の整備、次の認証システムをどう構築するか等で問題があり一旦、お蔵入りになりましたが、いつ再浮上して廃止になるかわかりません。この様なことは日本も起こりえる可能性は否定できません。

2級を持っている方は1級を!持って居ない方は是非とも頑張って1級を受けて下さい。
今度の試験が最後だと思います。
今、私は北九州の印章店さんが2級を受けずに1級を受けるのでサポートしてます。「してます」と言っても自分のペースを崩してしまい上手くサポートできてませんが、各都道府県の印章組合加盟店へご相談されると宜しいかと思います。組合に入っていない方でも大阪の講習会は受け入れますのでやる気のある方はお勧め致します。
また技能士の方は今後の生業の為にも指導にあたって頂けたらと思います。

また怒られると思いますが、どうしても言いたい。印章業を営んでおられるのでしたら、彫れなくても、せめて印稿が書ける同業者が増えて欲しいと思います。とくに田舎になると他者の仕事を見ることも、文字への感心も薄れて自分の印影に満足しがちです。大印展や全印連の展覧会の作品を見て欲しい。どれだけ自分と違いがあるか、それが分かる様になるだけでも成長します。
展覧会の様な作品は仕事として時間的、金額的に無理が生じますが、出品することにより腕が上がれば、おのずと仕事の腕も上がります。