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象牙の加工(その弐)


前回の記事
象牙の加工はまずノコで半分に切っていくとこから始まります。
本来は牙を上に反らしてカットするそうです。

その後、60mmよりチョッと長め丈でカットして印材の取れるところ印を付けていきます。
5は、5分(約15mm)を表し個人実印の大きさです。
6は、6分(約18mm)を表し周りに会社名が入る代表取締役印などに使われます。
7は、7mmで黒水牛の印材の上部が分かる様にする“当て”と言われる膨らんだ部分に使用するそうです。

印の付いた部分をノコで切りながら1本1本バラしていきます。

多角形のゴツゴツした棒状になった後は職人さんの手で丸くなる様にグラインダーで削ります。

奥の青の籠は削る前、手前のピンクの籠には削った物になります。
これはまだ粗削り状態の印材なので、これから旋盤で削ります。

オートメーション化された旋盤です。
職人さんの手でされるのと、このオートメーションの旋盤で正確なサイズ削り出します。
≪ 次の記事に続く ≫