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材料は宮崎県産の杉

昨日、イデア設計室の川崎氏が外壁材のガルバリュウムのサンプルを持ってきて頂きました。
自分は小さな店舗で存在感と重みを出したいので黒を起用したいと思ってます。
更に大きなフィックスガラスで開口部が大きいので黒で引き締める意味もあります。 ただ、店舗で黒っての田舎では無いので親は抵抗があるようです。

今回の店舗は宮崎県産の杉を使用しています。
通常、地元の風土にあった地元の材料を使うそうです。
今日は店内の吹き抜け部分に足場を組んでの作業だそうです。
7時過ぎには足場を組に来られてました。

昨夜、印泥や墨を乾かす為に3日寝かせた作品の裏打ちをしました。
作品の紙は薄いので、厚い紙を重ね張りをする裏打ちって作業をして額に収めます。
一般的には裏打ちが出来る書道品店に持って行き裏打ちから展示会への搬入・搬出までしてもらいます。
失敗を考えると自分でやるのは無謀過ぎるって言われそうですが、ここまでして作品の完成と考えるとどうしても自分でしたくなります。
まず、準備するものは障子に使うのりと、刷毛(2本)、霧吹き、水、容器。
障子のりは全部使い切らないので、キャップ付きで黴防止材が入ってるいる物を購入しました。

ガラス、ベニヤ板、ツルツルしたテーブルの上で作業します。
まず、裏打ち紙に水で薄めた糊を全体に塗ります。
その後、作品の方に霧吹きで全体に水を吹きかけて湿らせます。
そして、シワが付かない様に裏打ち紙の上に乗せもう一本の刷毛で空気を抜きます。 

最後は窓ガラスに張って空気を抜きます。
上部と左右の一辺に少しだけ糊を付けます。
これで朝まで待ちます・・・。

ガラスから剥がそうとしたら、裏打ちの紙が2枚になってる!!!
バリバリって音を出しながらゆっくり剥がすと…
シワや気泡は入ってないが、が…
ガーン…
うねってる…
裏側に両面テープを張りまくって修正は可能!!
額に収めれば大丈夫!!と言う事で、額に収めて本日、宮崎県立美術館に搬入したいと思います。
でも、落款印の選択に間違ってるな。
落款に対して、落款印がチョッと大き過ぎた…
(落款の下手さは御了承下さい。)
2mm小さい、10mmの物を使用するべきでした。
≪豆知識≫
落款印は紙の大きさではなく、作風、作品の大きさに寄って落款印の大きさ、印の文字を変更します。
半紙に漢字を書いた時と、かなを書いた時の落款は全く違います。
書道の先生に寄っては一つの落款印で全ての作品に捺印される方も多いと聞きますが、印を含めての作品と考えると今回の私の作品の様に合わなかったりするので要注意です。