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漢字の成立ち(象形、指事)

姪と高鍋湿原へ…

[9月上旬に姪を連れて高鍋湿原に行った時のものです]
昨日、書いた6義(リクギ)の中の象形と指事について
“象形”は一番耳にしてる文字だと思います。
形そのものが文字になったのが象形文字です。
例)山、川、鳥、馬、月、亀、牛など
篆書体や、金文体の文字で見るともっと分かりやすいです。

高鍋湿原の花

指事は書いた文字の筆画の位置関係によって作られた文字です。
例)上、下、本、末、天
は、“ー”の筆画のが上にあるから上、下にあるから下です。
は、下の部分に筆画の“ー”がある。木の下の部分。
木の根もとと言うことから物事の「はじめ」に用いられて、後に書物を1本、2本と呼び、「書物、ほん」の意味に用いるようになった。
に対して、木の上部に筆画の“ー”を付け木の梢(こずえ)を表す“”が出来た。
を合わせて本末「もとと、すえ。初めと終わり。」と言う。
は、人の上に筆画の“ー”がある。人の頭上って事で天。
調べていくと、現在使ってる意味と異なったりする。
また、今の文字からでは象形指事でも分かり難い形があるが、金文体や、篆書体で見ると「なるほどな~」ってうなずけます。
文字の意味を調べてくと金文や篆書の魅力を感じます。
参考書:「字源」 白川 静