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改刻

象牙 認印の改刻を承りました。(※掲載了承済みです)
(改刻;今まで使用していた印鑑を新たに彫りかえる事)
長年、愛用されていたので印面が丸く磨り減っています。
シャチハタのネーム印が出る前は、象牙でも銀行員の方が使用してると1年で丸く磨り減って改刻される方がいらっしゃったそうです。

今は、保存する重要な書類以外はネーム印で捺すことでその様な事はなくなり父の昔話を聞く程度でしたが、今回、初めて磨り減った印鑑を見ました。
ここまで使われてるとはと感動しました。

改刻はサンドペーパー印面すり潰して、印面を真っ平らに印面調整をします。 

ですが、今回は丈の長さが既成サイズの2寸丈(約60㎜)でしたので、当店サイズの1寸8分に長さを調整してから印面調整しました。

残された印面は10月1日の“印章記念日”に宮崎八幡大社に持って行き、供養させて頂く事を了承して貰いました。

上の写真は完成品です。
長さを1寸8分にしましたので、ケースも新しく1寸8分用の牛のモミ皮のケースに納めさせて頂きました。