補刀(能藏拙)
≪彫刻の続き≫
墨を打ち直して文字をハッキリ見える様にして補刀します。
(※補刀;修正。線が傾いていたり、ずれていたりしたら再度削る事)
印泥(朱肉)をつけます。
一般に事務所等で使われてるスタンプ台の朱肉は使用しません。
スタンプ台の朱肉は科学薬品です。
これは本来、朱肉と言われてた物です。
印泥は“水銀”と“硫黄”を焼いて作った銀朱に“モグサ”と“ヒマシ油”を混合したもので泥状です。
また、高級品になると腐るので、時々ヘラでかき回して泥状を均等にしておきます。
ちなみに自分のは4千円程度の物なので腐りません。^^;
近々、買わないといけないと思いますが1万円以上します…。
高い…。orz
実際、捺してみておかしい部分を探します。
修正箇所が多くて忘れそうなので、補刀する部分を書いておきます。
矢印の部分は鉄筆の枝の部分で叩きます。
≪記事の続き…≫