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技術を磨く(粗彫り)

印鑑をつくる上での一番の単純作業。
粗彫りが上手く出来なくても前回も言ったように“字入れ”と、“仕上げ”が出来れば綺麗な印鑑は出来る。
彫るというこの作業を重視するのはお勧めしない。

彫ることを極めたいなら、まずは印刀を上手く研げるようになることです。
切れない刃物では、いくら取り組んでも底はガタガタになり綺麗な粗彫りはできない。

印鑑を彫る

8分角の印材に2文字なのに50分も掛かってました。
工夫次第であと20分は詰められると思います。

早く、綺麗に彫る方法は…

1、印刀を切れるように研げ
2、文字の周囲を細い印刀で彫らない。アウトラインは彫るな。
3、太い印刀から使っていく。
4、線と線の間にギリギリ入る印刀で彫る。細い印刀は使わない。
5、 太い印刀→細い印刀→太い印刀 →細い印刀と何度も持ち替えるな。
6、失敗を恐れるな。無茶をしろ。失敗しろ、そして悩んで考えろ。

細かな技法があるが、それはある程度、彫れるようになってから…

手彫り印鑑

練習だから、失敗を恐れて細い印刀で何度も彫らない。
練習だからこそギリギリのサイズに印刀を入れていく。

広い余白は見せ所。
深く彫り終えたら、力を入れず底がガタガタにならんように平らにしていく。

最初っから上手くいくと思うな。下手で当たり前。
たまにしかしない練習で上手くなると思うな。

総括…

「粗彫りを練習するぐらいなら、字入れ、仕上げの練習しろ」

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