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印鑑の大きな問題について(その弐)

昨日は、印鑑について定める法律がほとんどない問題に視点をおいて、規制がないことをいい事に印鑑屋がいい加減な物を売っている大きな問題について書きました。

今日は、印鑑の使い方、扱い方によって危険性がともなう事をことを教え伝えてない問題について記載します。

日本社会において印鑑は、承認の証責任の所在の明確化契約の締結の証、印面の形がパスワードとなってます。

それほど重要で安易に使ってはならない物を学校でも家庭でも教えてない。
教えてるという方もいらっしゃるかと思いますが、「印鑑は大切な物」という漠然とした説明ではないでしょうか?

印鑑をどの様に扱うと危険なのか?
安全な印鑑と、危険な印鑑の区別は?
そして特に「認印の重要性、怖さ」は伝えていないと思います。
印鑑屋さえ認印の重要性を認識している人が少ないのも現状です。

認印は、契約、承認、責任の所在の明確化など多くのとこに使う重要な印鑑なのです。
ただ、教えられず…
既製品がまかり通り、印鑑屋でも安くうっているので金額の面から重要でない印鑑と誤った認識となってきていると思います。

更に教育をする学校においても教えていない。
社会に出て重要なことなのに教えていない。

多くの学校で卒業記念品として配っているが、「 承認の証、責任の所在の明確化、契約の締結の証、印面の形がパスワードとなって いる」など説明しているだろうか?
やはり「大切なものだぞ」程度で終わっていませんか?

それでは漠然としすぎて分からない。
先生が分かっていないから教えられない現状がある。
やはり教育者としてしっかり伝えるべきではないかと思う。

また、記念品として渡す印鑑は、パソコンの文字で作られた印。
同じ物が入手可能で同じ物で書類に押されると訂正が効き危険な印鑑となる。

社会において重要なことを印鑑屋をはじめ、学校、家庭において教えてないことが大きな問題となってます。
そのことで捺印の認識が甘くなってきている。

なので、私は、ご注文を頂く際、もしくは受け渡しの際には使用される方のご来店をお願いして、使用される方へ印鑑の使い方、扱いにおいての危険性など話しております。
ただ、使用者と話が出来ないなら作らないと、言えないのは、私の未熟な点でもあります。

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