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暖簾につかう落款印

お店の暖簾につかう落款印を書き印として製作中。

今回、嬉しいことに近日オープンする店舗の暖簾に使われる落款印のご注文を頂きました。 二晩掛けてどの様な印にするか考え骨格をつくり、今朝、肉付けに入ったばかりです。

まだ稚拙な線や、文字の大小の修正が必要な状態で、更に修正を加えていきます。
あと8時間あれば出来がると思います。

篆刻は、単に線を欠けさせているのではなく、文字を強調するために枠を欠かせたり、線の勢いを出す為に切り込んだりしてます。

切り込むことで印刀で刻んだ際の刀の勢いが表現されます。
行書、草書でいうとカスレに当たる物になります。

行書でカスレがないと単調で筆の勢いが全く感じられず面白味もありません。
勢いよく書く行書、草書などはどこにカスレを出すかが文字の味わいを出します。

篆刻は、刀意によって線の勢いを表現します。

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