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東京都立美術館でみた刻字

東京都立美術館

土曜日、今回の目的となっている上野にある東京都立美術館に行ってきました。
この日は、暖かくコートは要らないほどの陽気。
ここまで10km近く歩いてきたので流石に暑い…。

全国刻字展2020

美術館は地下にあり、入り口のフロアの一角にあるブースで開催されてました

その一角にしても広い…

上の画像のようなブースが3つほどのスペースに飾られてました。

金文で「祈望」と文字が入ってます。
金文は、辞書を広げてもこんな形では記載されてなく、古典の文字をいかに美しく創作するかになります。
そこが難しいが、面白いとこです。

金沢で印章店を営んでおられる鶴見兼洞先生の作です。
メリハリがきき、柔らかく不自然でない動きがある。こういう作がつくりたい。
指導を頂く機会もあり、非常に有難いものです。

シンガポール、韓国、中国の方の作品も展示されてました。
上の画像は、中国の方の作で文字が重なっているように見せたり、1つの文字でも高低差をつけて立体的に表現しているのが主流で面白い。

高校生の作は、数百点ほどありました。漢字だけでなく、詩、アルファベットなど様々でこちらも面白い展示ブースとなってました。

題名は、凸凹 今が実に大事な時だもう一歩
武者小路実篤の詩だと思います。

様々な形の刻字が拝見できて勉強になりました。
また彫り方も多様にあるので一つ一つ試していきたいと思います。

いつもながらですが、書が基本であって彫る刻すは自然と上達していくもの様に思えます。
綺麗な文字が書けるか、ここに行き着きます。

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