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昭和の名機(大野木式彫刻機)

大野木式彫刻機

私が粗彫りができるまで父が使っていた彫刻機です。
歯医者さんが使う歯を削るリューターを両手掴んで上下左右と2次元的に動かして彫っていきます。
私が小さい頃は、これを使って朝方まで彫っていることもありました。
高度成長期の忙しい状況下で1人親方を支えた名機ですね。

昭和の名機

埃をかぶっていたのでエアダスターで隅々までエアーを吹き付けて埃を落としました。

昭和47年式の大野木式彫刻機(2型直結式)
名前が昭和って感じでいいものです。

私が昭和49年なので、47年前の機械です。
ベトナム戦争や、オイルショックの頃でしょうか?

針は大量にありましたが、どれも短くなっている…
それより、どうやって研いだ?これ…(汗)

裏側をみて面白かったのがコンセント!
彫りくずを吹き飛ばすエアダクトが付いていて、そこに空気を送り込むエアコンプレッサーが後付け状態。
その電源が裏側に量販のコンセントの差し込み口。
2口なのに1つしかコンセントがなく、1つは解放状態。
細かい彫りくずが出るから塞いでおこうようって、思いました(笑)

この彫刻機はモーターの回転を2本のベルトで動力を伝達してます。
そのゴムベルトが切れていて使えない。しょうがないので応急処置。
カッターでカットして断面を増やしライターで炙って溶かして接合。

こんな感じで接合しましたが、溶けて融合した部分がポロポロと崩れ、ポリッと…orz
ゴム自体が硬化しているので破棄。
量販店に似たような太さの物がないか探してみます。

近所の判子屋さんが言うには、昔、使ったことがあるが、思ってもいない方に針がいってしまったりして扱い難しいから使ってないとのこと。
扱い辛い…なかなか魅力的な言葉です。群馬で乗ったGDBのようで(笑)
楽しみが1つ増えました。

【 本日の営業 】
9:00~17:00
悪天候の為、大阪出張を取りやめました。

本日と明日のさんふらわーは、四国沖の太平洋航路でなく、瀬戸内海航路となってます。
大分沖からは波が穏やかになるので、船旅を楽しむ方にはオススメです。

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