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関防印(清雅)

関防印(引首印:インシュイン)を作りました。
関防印は、書や絵などの右上に捺す印になります。
彫りこむ文字は、好きな言葉、座右の銘などを入れます。
形は、長方形、楕円形など様々です。

大きさは、落款印と同じく色紙に書くのか、半紙に書くのか、条幅(1m36cmの紙)に書くのか、更に書く文字の大きさによって関防印の大きさを変えます。

今回、手掛けたのは横幅8mm、縦幅14mmの関防印です。

宮崎の篆刻、落款印、関防印、印のことなら

小判型の石をサンドペーパーで削って玉子型にしました。
上の画像は、1回目に字入れした物ですが、青の下部の横画を粉砕してしまって磨り潰しました。

細かい部分は浅く、かつ刀を研ぎ上げ切れを良くしておかないと、余白を削っている時に文字の部分までもが粉砕してしまいます。

宮崎県の篆刻、落款印、関防印

2回目はフルトリ(雅の右側)の顔と嘴の形を変えてみました。
フルトリは、小さな鳥の形です。
「集」は木の上に3羽の小鳥(フルトリ)が書かれている文字もあります。

この段階は、刻しただけです。
この後、印面の墨を綺麗に拭き取り、捺印して修正を掛けていきます。
完成は明日の記事で…

8mm×14mmの参考価格
15,660円(税込、印材加工:1,620円込)

書を極めている方は、1顆(1つ)が2、30万円はするかと思いますが、有名な篆刻家に作って貰う事をお勧めします。


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