一旅中興(印稿)
草稿を終えて2日目は、2時間ほどで大まかな骨格みたいな状態まで書上げました。枠の雅味の処理などは全く手を付けてません。
さてさて、ここからが頭を悩ます時間です。
「旅」が大きく見えるので線半分ほど下に縮めてみます。
そもそも「旅」の形がこれじゃな・・・
当初は、小篆で入れようと思ったのですが、書き上げると3文字が印篆に… そして旅が浮いている…orz
印譜集をみて真似ます。
「個性を出さず、いい作品を多く見てそれを真似ろ!」と、個性を出し過ぎる自分に言い聞かせてます。
真似て、真似て、いろんな物を真似た先に人それぞれ見たり感じたりする物が違うので自然と個性が生まれるように思えます。
今回、美術展で入賞した作品も色んな部分を真似て取り込んでます。
私にも言えますが、技術が差ほどないのに漠然としたイメージで基本も分からず作っているなって作品を目にする事があります。自負することなく良い作品をみて自分が作った物とどこがどう違うのか探求することが常に必要です。なので、大印展などの1つの課題で競い合う展覧会に出品する事が大切なのです。
また判子屋さんは篆刻を勉強してない方が多い。だが、それはそれでいいと思う。作れなければ作れる方に依頼して、よい商品を提供すれば。
技術がなければ、お客様の為にも奈良なら石間先生、京都は山下先生、大阪は三田村先生、和歌山は石井先生と私が知っているだけでも関西で落款印も上手い判子屋さんはいらっしゃいます。
作れないなら良さを伝えるという接客に徹し、上手い先生方に依頼することで良い物をお客様に提供するという姿勢が大事ではないでしょうか。(※請けてくれるかどうかわかりません)
仕入れが高くともその方の作品が観れる。
それを資料にする事で先ではいい物が作れる勉強材料となります。
私も作って貰った事があります。その作は大切な資料の1つとなってます。
話しがずれました…
締切りまで1ヶ月を切りそうです…
う~ん、まずい…(-“-;A …アセアセ
さて何を真似るかな。