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木製の看板を刻す

手彫りの看板

半紙に書いた離宮を数日掛けて乾燥させてました。
一昨日、障子を貼る際に使う糊を水で溶いて半紙に塗り、板に貼り合せておきました。
1日置くと乾燥し刻す準備が整います。

刻字で看板をつくる

初の刻字で、Google先生に相談しましたが刻し方とか全く教えて貰えず…
刻字の作を観てどうやって刻しているのか、自分なりに判断してからの作業となりました。

最初の1時間ほどは1刀1刀打ち込んでは考え、打ち込んでは考えと慎重に進めていきますが、予想はしていましたが、木目が粗いので線が交差している部分の角や、細かい部分が非常にもろく難儀します。

2時間半ほど格闘して「離」を刻した辺りで23時を回ったので一旦打ち切り…

木製の看板をつくる

朝5時に起きて昨夜の続きとなる「宮」にノミを打ち込みます。
2文字目なので宮の文字はノミをガンガン打ち込んでいき作業が早くなってました。

今朝は1時間半でこんな感じにまで粗彫りを終えました。
初めてだけど出来るじゃん!って素敵な勘違いをしてます(笑)
刻字作家が見ると「何やってんだコイツは?」って、思われるかも…(汗)

道具に置いては木槌を使うのですが、私はノンショックハンマーと言ってハンマーの中に砂が入った物を使ってます。大量の砂が入った楽器のマラカスの様な感じです。
ハンマーは叩くと跳ね返るので叩きつけたエネルギーは反発エネルギーにもなって半減しますが、ノンショックハンマーは叩きつけた後に中に入っている砂が追い打ちを掛けるので跳ね返されずノミにエネルギーを伝えてくれるので軽い力でノミを打ち込めます。

ノミで刻す木製の看板

これから彫刻刀に切替えて細かい部分を刻んでいきます。
刻し上げたら着色です。
文字の部分は白にします。
周りは火山灰で灰色になったので着手しない方向でいます。

完成まであと3、4時間というとこでしょうか。
今夜は集まりがあるので、ノンアルコールで1次会を切り抜け店に戻って作業の続きに入りたいと思います。

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