日々のこと

BLOG

初めと、終わり。

昨日は1本も仕上げる事が出来ず、夕方から祭りの打合せで一日を終えてしまった。今日は2本仕上げられたらと思います。日曜日に仕事を進めてたので、まだゆとりがあります。作品づくりは滞っていますが…

西と本の文字を小篆で書く

西、本の小篆を描いてます。
転折に留意することと、本は左右対称なので左右の歪みがないように描きます。
本の上部が左右対称でないので、あとで修正することにします。

西(仮借)
甲骨文字と、金文の字形は荒目の籠の形。おそらく鳥の巣の形だろう。
巣の中から雛が顔を出している形ではないか。
西を方位の文字にしたのは、「あらめの籠」の意味と関係なく「にし」という読みを借りる仮借の用法で方位の文字となった。

(指示)
木の下の部分に肥点(・)を加えて、指示的な方法で木の下の部分、木の根もとを示す。それで「ねもと、もと、もとい」の意味となり、物事の「はじめ」の意味に用いる。
木の上部に肥点を加えて、木の末端を示す字は末であり、合わせて本末(初めと終わり)という。(白川静 常用字解より)

コメントを残す