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百の文字

成(会意)、城(形声)、西(仮借)、本(指示)、川(象形)と( )内に書いてある会意、形声、仮借、指示、象形について質問を頂きました。これは六義といい文字の成立ちによって6つの部類に分かれてます。それについては後日、説明します。

小篆で書いた百
小篆で書いた百

(指示)
白(はく)の上に横線を加えて数の「ひゃく(もも)」を示す。
白は、されこうべ(頭蓋骨)の形であるから数に関係ない字であるが、おそらくハクの音をとったのだろう。

百の甲骨文字の3種類だけピックアップ
甲骨の中の3種類だけピックアップ

小篆より更に古い甲骨文字をみると、百の字形に限って白の中に鼻の穴の形を表す△形が加えられている。
数の百は成数であるから「全体、すべて」や「多数、もろもろ」の意味に用いることが多い。(白川静 常用字解より)

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