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前、後の文字

昨日、フェリーの予約を入れたら今月19日~21日が船をドックに入れるので運休とのことでした。 志布志から乗る事も考えましたが、片道2時間、往復4時間と考えると時間が勿体ないので断念しました。

前(会意)
もとの字は歬、あるいは歬に刀を加えた形。
止と舟と刀とを組み合わせた形。
止は足跡の形、舟(月の部分)は盤の形、盤中の水で足を洗い、更に刀(刂)を加えて足指の爪を切り揃えることをいう。 爪を切るのは旅立ちの前や旅からの帰還したときに行う穢れを祓う儀礼であった。
後に前が「すすむ、まえ」の意味に用いられるようになって、前にまた刀を加えて剪(きる)となり、手を加えて揃(きりそろえる、そろえる)となった。

後(会意)
彳(てき)、幺(よう)、夊(すい)とを組み合わせた形。
彳は、十字路の形であり、行の左半分で道路を意味する。
幺は、御の古い字形にみられるように糸を束ねてねじった形の呪具。
幺を使って祈り、敵が後退することを求めるので、後ろ向きにした足跡の形である夊を加える。
後は、道で呪器の幺を使って、敵の後退させる呪儀のこと。それで後は「うしろへさがる、うしろ」の意味となり、うしろの意味から「おくれる、あと、のち」の意味になる。(白川静 常用字解より)

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