相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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    2019年8月30日   御礼に落款印を贈る。

    関防印を作ってあげると話して作ったはいいが渡せてない…。ニシタチに3ヶ月に1度は行くんだが、路上にいる書道家の諭志君を見掛けると関防印を持って来てないことに気付く…(汗)

    6月下旬にニシタチで会って話した際に諭志君が「安居」と隷書で書くならどういう風に書くか聞いた。

    書道家 岩尾諭志君に書いて貰った色紙。

    後日、お手本が届いたが…手に取った瞬間焦った。
    落款印まで捺されている。これは完全に作品だ…。

    通常、手本は落款印のとこを筆で □ と書く。
    印を捺すと手本でなく作品になるから印は滅多なことでは捺さない。それほど印は作品において重要な物となってます。

    送られてきたのは立派な色紙に書かれた作品となっている。
    気軽に言ってしまったことを反省…(汗)

    8mmサイズの落款印

    で、そこから2ヶ月が経って、時間的に余裕が出来たので御礼に落款印を2つ刻した。

    1つは色紙の包装している熨斗の部分に捺されてた8mmほどの「志」と入った落款印。

    5mmと8mmの落款印を刻す。

    あともう一つは、色紙の落款印。こちらは使用されていた印は大きいので更に小さい5mmほどの落款印にサイズ変更して作ってみました。
    こちらは金文って書体で「志」と入れています。

    諭志君は、先日、大阪で行われた書のイベントの予選があり1位で通過したみたいです。このイベントは、揮毫開始直前にお題が発表され制限内で書き上げ審査されるイベントです。今年は優勝を!!

    本日、発送します。
    作風に合いそうな時に使って貰えたらと思います。

    2019年8月20日   宮日総合美術展に向けて

    水鉄砲大会の表彰式を終えるとテントなどの撤収。
    撤収を終え、近くの新富温泉へ直行。汗を流し13時からの篆刻の講習会へ…

    昨日は、課題もなく宮日総合美術展の作品づくり。
    作品づくりと言っても押印や、落款を書いたりと仕上げの作業でした。

    宮日総合美術展にむけて作品づくり

    私も落款をどうするか考えました。
    ま、考えても楷書、行書という選択肢はありませんが…(汗) 先輩方の書を見れば一目瞭然、勝てる訳がない。同じ土俵には乗らない。勝てる作風で勝つです。
    宮日も県美もほぼ門下の中での戦いとなってます。

    また今年1月に開催された宮崎県立美術展のように出来損ないを出して入賞は絶対に避けるべく、休憩を挟みながら4時間ほど掛けて刻しました。なので、今回は自信もって出品できる作品となってます。

    こういう作に限って落とされたりするのが地方展の怖さ…安心は出来ません。 落とされたら、そのまま中央展に出品します。

    2019年8月17日   RAWで撮影して現像

    篆刻の作品づくり

    昨夜は久しぶりに湿度が50%、室温29℃だったのでエアコン無しで過ごせました。今朝も涼しく気持ち良かったですが、6時半をまわる頃から蒸してきて7時に湿度61%…。快適なのは朝方のひと時だけのようです。

    来月、2つの展覧会に出品作の印稿の作業を時間いっぱいということで手を止めて、石に刻す事にしました。この石は刻し易い石でした宮日に出す作には勿体ない…裏面の印面を整えて裏面に寿慶を刻して中央展で通用するか挑戦したいと思います。

    宮日総合美術展は75mm角、大印展は60mm角の印材でそれぞれサイズを換えて出品します。

    今回の画像は、RAWで撮影した画像です。
    RAWは、JPEGと違ってホワイトバランスなど考えず適当に撮影して、ソフトでホワイトバランス調整や、色調整が出来ます。昔のフィルム撮影のネガと一緒だとか。よく分かってませんが…
    ホワイトバランスを調整しないで撮影しても構わないので、その点だけが楽です。

    Nikon専用のソフトを使ってホワイトバランスや色彩調整をしてみました。
    調整と言っても何も勉強してないので適当にボタンを触ってやってみただけです。
    う~ん、よくわからん…(笑)

    2019年8月12日   日本のお土産に落款印

    友人の水道屋さんからの依頼で約8mm角の落款印をつくりました。
    今週末、子供がラグビーの交流事業でニュージーランドへホームステイするそうでお土産に持って行かせたいとのことでした。

    16日にKさん(お互いの知人)に納める仕事が入っているから困ったなって話すと「そっちはチョッと遅れてもいいかい!」って、言ったとか言わなかったとか…今となっては記憶が定かではない(笑)

    海外へのお土産に名前を入れた落款印

    クーパーさんの印の依頼で初めはパーって漢字が思いつかずカタカナで入れようとしましたが

    パク
    ||

    って、字づらでしっくり来ない…
    色々模索してたらパーを「破」にしてはどうかと思い「空破」にして字入れ。
    下部に空間を設けて朱文で文間などを調整して文字の構図を決める。

    海外の方の名前を漢字で入れた落款印。

    空は画数が少なく、破は画数が多いので同じ大きさで2文字を書くと空が大きく見えてしまう。そこで破の方の文字の幅を空より広くとって空と破を同じ大きさに見えるように調整する際に破の石の部分の縦画が希薄にならないように印の縁を大きく欠けさせてみました。

    空の方も同じようにするとおかしいが、空の縦画と、枠との間に空間が空いていると2文字が印面の左に引っ張られているような感じになるので枠と空の縦画とを接触させて左にズレル感じを打ち消してみました。

    下部の枠は若干太くしてあり、空の下部の空間が味気ないので枠を欠かせてあります。それに対して破の上の枠を若干ですが欠けさせてみました。

    今回の印材は、先日、頂いた印材です。
    思ったとおり、印面の硬さは一定で刻し易いいい良質な印材でした。
    刻された落款印はニュージーランドへ行くことなりました。感謝申し上げます。

    2019年8月11日   貴重な古い石

    先日、石を貰ってもらえないかとお電話をいただき、是非、頂きたいと思いご来店くださりました。
    石を見せて頂きましたが古そうな石で有難い限りです。

    最近、掘削された石は石英(ガラス)や、採掘の仕方が荒いのかヒビが入ってて刻する時に非常に苦労してますが、私の中では古い石は刻しやすいってイメージがあります。

    それも実用として使い易いサイズです。
    表具をされてたとの事で印面保護の袴も作られてます。

    また、昨日、水道屋の息子が来週ニュージーランドにホームステイに行くから土産に何か作ってくれないか、値段は幾らかかっても構わない!とは、言わなかったが依頼を請けたので、早速8mm角の印材を刻してみました。

    やはり思った通り昔の石は柔らかく刻しやすい。刀のキレを出す為にかなり刀を研いでスパッと入れるようにしないといけません。小さい印でキレを出すのはチョッと難しい。 刻した記事は明日にでもアップします。

    2019年8月1日   万葉集の1文「初春令月」

    ここ数日、最高気温は33~34℃ですが、湿度が70%を超えます。涼しいはずの日陰でも多湿のせいで汗が止りません。室内は、エアコンを付けているので湿度は30%まで下がり、逆に加湿器が必要なほどに…(苦笑)

    一昨日の夜は急ぎの仕事が入り、作品づくりが1日づれ昨夜、作業を再開しました。一昨日のブログで縦幅4.8cmと記載していたので、石間先生から作品の最大幅を越えていると御指摘を頂き、縦幅3.9cmに変更。

    石材は寿山石。点てんと硬い部分があったり、ズバッと一気に印刀を走らせられる部分があったりする石でした。

    この大きさでも印刀の刃はもたず、途中で研がないといけないほどでした。

    万葉集の1文「初春令月」

    1時間半ほど格闘して刻し上げた作です。
    この硬さは初心者にはチョッとキツイかなと思いますが、最近は刻しやすい石がないのでこの程度の石で慣れておいた方がいいような気もします。
    1文字刻したら、印刀研ぎ直すように伝えておかねば。

    今回、刻した文字は万葉集の1文で「初春令月」と入ってます。
    大きさは、縦3.9cm、横2.7cmです。

    の衣偏(左側)は、着物の胸元と肩の辺りの形で、刀は刃物の形。
    刃物で布を裁ち衣服をつくる意味としてできた。

    は、もともとの字は“芚”の下に“日”が付いた形で、分類は形声であって音符は屯(トン)。
    屯は織物の縁の糸を結びとめた房飾りの形ですが、春の文字の中では草の根の意味で、春になり日光を浴びて芽を出すことで艸(くさ)を加えて“芚”の下に日を加えた文字となった。その後、文字が変化していき現在は「春」という形になった。

    は、象形文字。
    深い儀礼用の帽子を被って、ひざまずいて神のお告げを受ける人の形。

    も象形文字。三日月の形。
    (参考文献:常用字解)

    22時までに捺印を終え、出品しに宮崎中央郵便局へ行って来ました。
    久しぶりの夜中のドライブとなりましたが、星空も綺麗で道が空いてて快適。テントを積んで出掛けたくなります(笑)

    2019年7月30日   初春令月

    今朝、店内に入ると湿度が40%だったが、窓を開けて換気したら一気に58%まで上昇。朝から湿度が高く、湿度が高い状態での扇風機ではきつくエアコンをつけました。

    万葉集(巻五)の1文「初春令月」の文字を辞書から小篆、印篆、金文、古璽の文字を拾い出してました。

    また、篆刻教室の課題として準備してた3cm×4.8cmの長方形の石があったので、その大きさで草稿を書いてみました。
    今夜、刻し上げて、ポストに投函することにします。

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