相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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    2019年7月17日   すももの字

    六義の会意とは
    象形文字または、指示文字(上、中、下、一、二、三、本、末)の2つの文字を組み合わせた1つの文字にしたものが会意文字。
    会意文字(休、位、家、男、左、林、森)

    李(会意)
    木と子の組合せで、子が音符となっている。
    李の種類は多く、漢の武帝が上林苑に多くの李の名果を植えた。
    理に通じ、獄官・法官の称号でもある。
    虎を李父、李耳という。

    2019年7月12日   助の文字

    助(会意)
    且(しょ)と力(りょく)との組み合わせた形。
    且は、草を刈る鉏(すき)の形。力は、土を掘り起こして砕く耒(すき)の形。この2文字を組み合わせて耕作を助けるの意味となる。のち農耕のことに限らず、すべて協力して人を「たすける」の意味に用いるようになる。(白川静 常用字解より)

    甲骨や、金文の字の形を見ていくと小篆より何となく分かる。
    助などは分かり易いですが、現在、使われている文字は省略されたり、意味、ニュアンスなどが変わっている事と、倫理、道徳、価値観が全く異なるので文字によっては理解しがたい物があります。固定観念を取り除き、文字を紐といていく事が必要です。

    2019年7月11日   年の文字

    昨夜から5連夜、出方で作業ができない状態になりました。
    昨夜、会合から戻り休憩をとって夜中に再度店に戻り、在庫管理を兼ねて棚の整理、雑務をやっていたら明るくなってしまい、そのまま仕事となりました。
    ほぼ1人で仕事しているので、こんな事もあります(笑)

    年の小篆を描いた。

    質問があった六義ですが、文字は会意、形声、仮借、指示、象形の 6種類に分類されます。

    1つづつ紹介していきます。
    今朝、年を描きました。年は会意に分類されます。
    会意とは、2つの字を合成し1つの字をつくりだす文字のこと。

    上の2段が甲骨文、3段目が金文。上部が禾、下部が人(男)。
    上の2段が甲骨文、3段目が金文。上部が禾、下部が人(男)。

    (会意)
    禾(か)と人を組み合わせた形。
    禾は稲の形をしたかぶりもので、稲に宿る神霊である稲魂の象徴であろう。
    田植えの時に豊かな稔を願って田の舞をする男の人の形を年といい、「みのり」の意味となり、禾は一年に一度みのるので「とし」の意味となる。
    甲骨では「年(みのり)を授けられんか」と占う例が多い。
    禾を頭に被って低い姿勢でしなやかに舞う女性の姿は“委”である。(白川静 常用字解より)

    2019年7月10日   百の文字

    成(会意)、城(形声)、西(仮借)、本(指示)、川(象形)と( )内に書いてある会意、形声、仮借、指示、象形について質問を頂きました。これは六義といい文字の成立ちによって6つの部類に分かれてます。それについては後日、説明します。

    小篆で書いた百
    小篆で書いた百

    (指示)
    白(はく)の上に横線を加えて数の「ひゃく(もも)」を示す。
    白は、されこうべ(頭蓋骨)の形であるから数に関係ない字であるが、おそらくハクの音をとったのだろう。

    百の甲骨文字の3種類だけピックアップ
    甲骨の中の3種類だけピックアップ

    小篆より更に古い甲骨文字をみると、百の字形に限って白の中に鼻の穴の形を表す△形が加えられている。
    数の百は成数であるから「全体、すべて」や「多数、もろもろ」の意味に用いることが多い。(白川静 常用字解より)

    2019年7月9日   初めと、終わり。

    昨日は1本も仕上げる事が出来ず、夕方から祭りの打合せで一日を終えてしまった。今日は2本仕上げられたらと思います。日曜日に仕事を進めてたので、まだゆとりがあります。作品づくりは滞っていますが…

    西と本の文字を小篆で書く

    西、本の小篆を描いてます。
    転折に留意することと、本は左右対称なので左右の歪みがないように描きます。
    本の上部が左右対称でないので、あとで修正することにします。

    西(仮借)
    甲骨文字と、金文の字形は荒目の籠の形。おそらく鳥の巣の形だろう。
    巣の中から雛が顔を出している形ではないか。
    西を方位の文字にしたのは、「あらめの籠」の意味と関係なく「にし」という読みを借りる仮借の用法で方位の文字となった。

    (指示)
    木の下の部分に肥点(・)を加えて、指示的な方法で木の下の部分、木の根もとを示す。それで「ねもと、もと、もとい」の意味となり、物事の「はじめ」の意味に用いる。
    木の上部に肥点を加えて、木の末端を示す字は末であり、合わせて本末(初めと終わり)という。(白川静 常用字解より)

    2019年7月8日   城と成の文字

    天気予報では昼から雨となっていたので優著に店で仕事してたら8時には雨が降り出したので傘を取りに帰る事に…

    仕事は日曜日にかなり進め、今夜の集まりに使う資料を朝までにつくり終えたので昼間はじっくり象牙(上上)の仕事に取組めます。 象牙(上上)、象牙(特上)はデッサンに時間を掛けるので、時間の猶予を通常より多く頂いております。

    今回は6種類の成の形を描きました(右上の字だけが城、他は成)
    篆書は、1文字いくつかの形があるので覚えておくと必要があります。
    辞書を引けば色んなパターンがありますが、誤字や採用しない方がいい形もあるので辞書が全てという考えは禁物です。 採用する際は、2、3冊の辞書を引き似たような形が他の辞書でもあるか調べることが大切です。

    (会意)
    戈(か)と、丨(こん)とを組み合わせた形。 成の左下の丁は甲骨文字、金文では丨。
    飾りの垂れている形である。成は戈の製作が終わると、飾りをつけて祓い清めることを示し「成就する、なる、なす」の意味となる。

    (形声)
    音符は成(せい)。
    土は、もともとツチヘンではなく城壁で、その南北に遠くを見渡すものみ櫓がある形の“カク”(文字が出てこない…)という文字の形で、その後、小篆が生まれるころには土へと変わった。
    成は、戈(ほこ)に飾りをつけてお祓いをする意味。
    城は、祓い清められた城壁、城壁内の「しろ」のこと。

    2019年7月6日   前、後の文字

    昨日、フェリーの予約を入れたら今月19日~21日が船をドックに入れるので運休とのことでした。 志布志から乗る事も考えましたが、片道2時間、往復4時間と考えると時間が勿体ないので断念しました。

    前(会意)
    もとの字は歬、あるいは歬に刀を加えた形。
    止と舟と刀とを組み合わせた形。
    止は足跡の形、舟(月の部分)は盤の形、盤中の水で足を洗い、更に刀(刂)を加えて足指の爪を切り揃えることをいう。 爪を切るのは旅立ちの前や旅からの帰還したときに行う穢れを祓う儀礼であった。
    後に前が「すすむ、まえ」の意味に用いられるようになって、前にまた刀を加えて剪(きる)となり、手を加えて揃(きりそろえる、そろえる)となった。

    後(会意)
    彳(てき)、幺(よう)、夊(すい)とを組み合わせた形。
    彳は、十字路の形であり、行の左半分で道路を意味する。
    幺は、御の古い字形にみられるように糸を束ねてねじった形の呪具。
    幺を使って祈り、敵が後退することを求めるので、後ろ向きにした足跡の形である夊を加える。
    後は、道で呪器の幺を使って、敵の後退させる呪儀のこと。それで後は「うしろへさがる、うしろ」の意味となり、うしろの意味から「おくれる、あと、のち」の意味になる。(白川静 常用字解より)

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