相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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    2018年6月8日   断念…

    角印を仕上げる。宮崎市の印鑑屋

    昨夜、仕上げに入り無の途中で22時を回ったので少し早いが切り上げました。
    今朝5時半過ぎに店に出てきて、残りの文字の仕上げに入りました。

    角印を仕上げる。宮崎市の印鑑屋

    捺印して全体の微調整を加えること3回で完成。
    本日、発送して、次の8分角の着手は見送ります。

    今日は午後から祭りのことで不在になる時間があったりと、今の状況では付いて行けず、今回の課題までで断念します…。

    今夜は、祭りの打合せがありますがノンアルコールで勘弁して貰い、21時には店に戻って大印展の作品づくりに着手しようと思います。

     

    2018年6月7日   大象無形の字入れと粗彫り

    角印を手彫り 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    昨夜、21時ごろ陽気な酔っ払い2人組が入ってきて30分ほど話し、「そろそろ2軒目に行ったら?」と、勧めて2軒目の店へと重い腰を上げて去っていきました。 次回から入場料を取るかな(笑)

    その後、22時過ぎには字入れを終わらせましたが、「無」が完全に頭に入ってないせいか何度も修正を加えて形を整えてしまった。 また左右対称の字形(大、無、形のツクリ)は左右の誤差が0.3mmもあると違和感を感じるので左右均等になるように細かく修正。

    角印を手彫り 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    今朝、1時間半ほどで粗彫りと、印面を軽く摩って墨打ちをして仕上げに入れる状態までもっていきました。

    手彫り、手彫りと、印章業者もこの工程のアピールを重視したりしますが、この手彫りとなる工程は書いてある文字の余白を彫るだけの単純作業。丁稚奉公の時代は、下っ端の仕事でしかない工程です。 四隅を綺麗に彫って、底を平らにするだけで、余ほど下手でない限りは、この工程が粗くても印鑑の出来栄えに左右され難い工程です。

    印鑑は、字入れと、仕上げで美しさがほぼ決まります。

    ひと段落して5時半過ぎに朝飯を食ったら、いつの間にか落ちてて気が付いたら9時前…(汗) 慌てて店を開けかたでした。開店前の時間をふいにしてしまった…orz

    今夜、仕上げを掛け、捺印したものを送って、次の8分角の課題は保留…
    そろそろ大印展の作品に取り掛かりたいと思います。

    2018年6月5日   大象無形

    角印に大象無形と字を書く 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    10日間ほど手を付けられなかった角印に着手。
    8分角(約24mm角)に「大象無形」と書いていきます。

    大象無形
    意味:大きな現象は、形のないものである。 肝心な物は目に見えないものだ。

    「大」
    象形
    手足を広げて立つ人を正面から見た形。

    「象」
    象形
    動物のゾウ。 甲骨文字にもあり象の文字があり、その頃の中国は森林があり象が生息していたと考えられる。

    「無」
    仮借
    舞う人の形。舞のもとの字である。
    衣の袖に飾りをつけ、袖をひるがえして舞う人の姿。無が「ない、なし」の意味に用いられるようになって、無に舛(セン:舞う時の足の形)が組合さり舞が作られ区別された。

    「形」
    会意
    井と、彡(サン)の組合せ。井には2つの意味があり、刑の場合は首にはめる首枷(クビカセ)の形だが、井彡の場合木の枠の形となる。
    鋳物をつくる際に溶かした金属を流し込む型枠。その型枠で作られた鋳物の「かたち、美しいかたち」を形という。
    彡は、色や形の美しいことを示す記号のような文字。

    角印に大象無形と字を書く 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    文字の意味を解読するには、現在使われている「漢字」でなく「甲骨文」の文字の形を見る必要があります。

    有名な話で、「人は、支え合って人という文字になっている」と金八先生が東大教授の本を読んで学んだ事をドラマで話した。

    これは漢字から分析した学者が解いたからであって、後に白川静氏が「人は、人を横から見た形」と唱え、武田鉄矢氏がラジオ番組で友人の金八先生っていう人があの話は間違ってたと訂正してました。

    2018年5月29日   角印(神情朗達)を仕上げる

    宮崎県宮崎市高鍋町 角印左の印影:粗彫りを終えた状態、修正する箇所を鉛筆でチェック
    右の印影:線の傾きを戻したり、線の太さを整える仕上げを掛けた印影

    昨日は、大阪のK氏からまだ仕上げてないのか?早くブログにアップしろ~!と、催促が…。

    夕方には、K氏は「精神朗達」を仕上げたので次の課題を提案し、2つ目の課題は 「大象無形」 と決まりましたとLINEが入った… オィッ…他に篆刻とかあるのに…(汗)

    宮崎県宮崎市高鍋町 角印

    2つ目の課題は、9月締切り大印展の篆刻の題目。それを同じく7分角に小篆で作る。

    朝5時に起きて仕上げをやって…、大象無形の文字を拾って…、請けている熨斗用ゴム印の版下を書いて…と、考えてたら終わりそうにない。 考えれば考える程、時間的に無理… そんな事を考えてたら眠れなくなり、諦めて店に行って仕上げに取り掛かりました…(苦笑)

    そんなこんなで仕上げを終え、銀行印を1本彫り上げたので休憩。
    明るくなる前に大象無形の文字だけ辞書から拾い出しますかな。

    2018年5月24日   慣れてきたら無茶をする大切さ

    8分角に4文字の粗彫りは1時間40分でした。

    う~ん、遅ッ!残朱も多い…wって、10年前の自分に言われそうです(苦笑)

    仕事じゃないんだから、無茶しろよって思います。
    サクサク終わらせて次の作品づくりと考えがあり、安全マージンを取ってました。

    印鑑を彫り終える 宮崎市の印鑑屋

    講習生へ…

    間違わないで下さいね。
    初めは“丁寧”、“確実”にですよ。
    同じ物を何回も何回も彫っていくと初期段階での慣れが訪れます。

    その慣れが第1ステージ!

    たいていどんな事でもこの初期段階の慣れで満足して止ってしまいます。
    慣れたのは上手い証ではないと思って下さい。

    だが、この慣れでさえ到達するのは何人だろう…???
    現状を見るとほとんどはここにすら到達しないだろうな。

    残りたった半年しかないから家族の理解を得て仕事を優先するべき、家庭がどうのとか言ってたらいつになっても前には進まない。技術は諦めざる負えなく、パソコンのフォントで彫ったいい加減な物を売るしかない。

    俺は短期的に集中してやり込む事は苦手だし出来ない。

    だから、それまでに練習はしなくていいほど日々の仕事で彫ってきた。それをしていない者は今、やらざる負えない。

    彫り終えたら仕上げ 宮崎市の印鑑屋(実印、銀行印)

    さてさて…話を戻して…

    慣れてきたら、無茶をして下さい!!

    時間を気にしながら、印刀も空間ギリギリの幅の印刀で思い切って深く彫る!4回で彫り下げていたとこを3回で彫り下げる。印刀を3回走らせていたとこを1回で終わらせる。 そこで無茶をして失敗しながら力の加減などを探っていきます。

    後は、ただ彫るのではなく更に細かい部分を気にして刀を走らせ、印刀を走らせる長さに対しての力の加減。これを探求すると時間は短縮され、かつ綺麗に彫れるようになります。

    慣れてきたら失敗を恐れず無茶をする事は大切です。
    そうする事で更に上のレベルでの慣れがやってきます。その繰り返しです。

    2018年5月23日   文字のバランスをとる(神情朗達)

    文字バランス調整

    昨夜は八坂神社奉賛会の集まりがあり23時頃に店に戻りました。

    人間ドックに行く前に書き上げてた「神情朗達」を見直しをして、「郎」が少し大きく見えたのと、「達」のシンニョウが旁(ツクリ)に対して大きいので修正。

    印鑑で重要なのは文字のバランス

    達のシンニョウの縦画2/3(約0.5~0.7mm)ほど右側に詰めて、その分、旁を広げました。
    一筆書きでとはいかないので、墨と朱墨で交互に上塗りしながら線を整えていきます。

    郎の篇となる「良」を線半分ほど狭くすることで、神との間が空くので神も右側に線の1/3ほど広げ空間を埋めました。

    これで印鑑完成!
    この後、機械で彫ってもいい程です。

    印鑑は、「手彫り」よりもこの「文字をデザインする」事が一番重要です。
    いくら手彫りでも雑な字入れでは品の無い印鑑になります。

    印鑑の要は、文字にあります。
    途中の手彫りの工程を機械に任せて、最後の締めとなる「仕上げ」で仕上げ刀を使って文字の美しさを整えるのも良いと考えてます。

    印鑑の大切なこと

    意外と時間を使ってしまって終わったら1時過ぎ…
    時間の掛け過ぎ…やっちまった…orz

    字入れが終わったので、今夜、サクッと粗彫りしてみます。
    粗彫りは単純作業なので、肩が凝ったりしますが「字入れ」や「仕上げ」の工程に比べたら楽な作業です。

    2018年5月22日   度量が大きく、小さいな物事にこだわらない

    神情朗達

    大印講習会で出された課題を早速着手。
    やる事が多々あるのでやれる時にやって置かないと大変な事になりそうなのでサクサクと作業を進めてます。

    題目:神情朗達
    意味:精神が闊達であること

    印材:柘植
    寸法:8分角(約24mm)
    書体:小篆

    闊達???
    度量が大きく、小さいな物事にこだわらない。と、いう意味だそうです。

    神情朗達を角印を作る

    今朝6時に店に出て来て1時間半ほどで字入れ完了。
    時間を掛けたわりにはこの程度かって言われそうですが…(汗)
    達のシンニョウはいかんな。下部の横画をもっと湾曲させてみるかな。

    店を開ける前に段取りが終わった気分です。
    8時半から人間ドックを予約をしてますので検査に行きます。

    午後からはこの角印は寝かせておいて仕事をします。

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