相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

  • RSSフィード

  • 最近の投稿

  • タグ

  • カテゴリー

  • 過去の投稿

  • カテゴリー: 落款印

    2018年10月7日   はがき、短冊、半紙ようの落款印

    はがき、短冊、半紙ようのサイズの落款印

    前回からの続きですが、いや~、印材を2本磨いていて正解でした。
    4本目も石英に当たりました。力を入れたり文字が飛ぶ結果に…

    やっぱり書遊に行って印材を選定しないとダメかな…行けるとしたら11月4日(日)だが、12時には難波発の電車に乗らないといけないのでゆっくりできない…

    3日が大阪で開催される大印展で実印、認印の部で銅賞に入ってたので表彰式と、上位作を直に見て盗みます。 技術で商売している人は行くべきです。 そうでない判子屋さんも行って本物を知ることは大切だと思います。 パソコンの文字しか見てないと、それが本物と勘違いしますから。 最初は分からなくていいんです。 近くの人や受付の人に話すと説明してくれます。

    それは、置いておいて…ラスト1本となった6本目!

    はがき、短冊、半紙ようのサイズの落款印

    数か所、硬い部分が有りましたが八方から刀を当ててみる事で今回は大事に至らず刻す事ができました。

    2倍の価格でいいからいい印材が欲しい!切実な願いです。
    2倍じゃ安い?こんな苦労するなら3倍でも買う!w

    半切、半紙に使えるサイズの落款印
    白く刻んだのは側款。書でいう落款。いつ、誰が刻したかを入れる。戊戌(今年の戌年)、良月(10月)

    数ヶ月前から依頼されてた好古印会の新人さんの印も完成しました。
    印の大きさは5分角(約15mm角)
    使用に適切な紙の大きさは、全懐紙、半切1/2、半切1/3、半切1/4、色紙などに使えるサイズです。

    ただし!

    文字数に寄って落款の大きさが変わるので、落款の大きさに合わせた落款印になりますので、15mmでは合わない事もあります。

    さて、今日は午後から好古印会だ。
    「貞達和潤」が課題だが、半紙に篆書、行書、隷書で3点書いたが、毎度のことながら印稿はやってない!(笑)
    楽篆に出品したからそちらの作を持っていくことします。毎回、同じだな…(汗)
    それより、宮日総合美術展の作品に…着手してない…こっちがヤバい…(汗)

    2018年10月6日   トリプルの悲劇

    短冊、半紙に使う落款印

    約10mm角に「麻」と入れてます。
    字入れをするのは3度目です。 予定では台風が通過するまでには出来ているはずなんですが…

    1本目は…柔らか印材を使っていたので力加減を誤って印面を粉砕…orz

    2本目は…青田石の特有の亀裂があり枠の部分を大きくをボロッと剥げるように…落ちていく…orz

    1本目はともかく、2本目は印材を投げたくなります。

    そんなこんなで3本目。

    3回目となると字入れもアッと言う間に書き上げます。
    3度目は手に持たず、印床に挟んで慎重に刻していく事に!
    慎重と言って突っつくようにでなく刀勢が出るようにガリガリガリ…と刻していきますが、カツン!と刃が止るとこが…

    青田石は硬さが一定でなく固い分が混ざっている事があります。
    最悪なのは石英が混ざってることです。
    これに出くわすと大変です…

    固い部分が全て石英と言うわけでもなく、不純物なので砕くことも出来る部分も多い。
    一旦、刀を持ち上げ固い部分に刃の角を当てて粉砕してやる!って、力を入れたら…

    落款印が砕ける

    見事に粉砕してしまう…唖然…(;゚Д゚)

    3本目までもが…

    こんな事は初めてです。
    こんな小さい石で固い部分で苦労することすら初めて…orz
    いつもなら30分ほどでサクサクと刻して、はい出来上がり!ってなるのに…

    終わった事は仕方がない!
    再度、刻すまで!

    と、いう事で再度印材づくり。
    これが一番面倒な作業なんですよ

    まずは、印材を360番のサンドペーパーで全面を削ります。
    白い粉が出ますが、これを吸いこんだら体に悪いと思いながらもひたすら削る…

    サンドペーパーで印材を綺麗に磨ぐ

    印材の蝋がとれて凹凸が無くなったら、800番のサンドペーパーに替えて磨きます。
    角が直角になっているので角を丸く加工。

    表面が綺麗になってきたら、最後は1000番のサンドペーパーで磨き上げて細かい擦り傷をなくしていきます。

    ワックスを掛けて光沢を出す。

    最後の仕上げにワックスを塗って輝きを出します。
    これで要約、印材の準備が完了。今回は4本目に加え5本目も磨き上げました。
    この作業が結構たいへんなんです。研磨するバフがあるのでバフが上手く使えるように練習してみるかな。
    次も割れたら、すぐ5本目に着手できるように2本準備しました!

    磨いた物と、磨かない物の違い

    上の画像は、左が購入してそのままの青田石、右が磨き上げた青田石。
    表面の蝋は凸凹で、蝋を取り除いても印材に凹凸があるので磨き上げます。これが結構たいへんな作業なんです。細かい粉が出るので体にも良くないと思います。

    篆刻で使う石は中国でしか採れず、中国で加工されるので処理の仕方がお粗末すぎて困ります。また最近の石は不純物が多く混ざった物しかなく悩みの種です。

    宮崎県宮崎市の落款印、篆刻

    出来上がった青田石を印床にクランプして再度、字入れとなりました。
    本日、刻し上げて発送したいと思います。

    2018年9月4日   落款がデカいだろが!

    書の作品に捺す落款印

    午前中の水鉄砲大会を終えて、午後から佐土原で月一の篆刻の講習会へ移動。
    今は10月締切りの宮日総合美術展の追い込みとなってます。

    だが自分はその前に…
    5月から同じ門下の新人さんから頼まれてた落款印が中々進まないので刻し上げることにしました。

    半切に捺す落款印

    字入れはほぼ終わらせていて若干補筆を加え、あとはサクサクと刻していくだけ。
    字入れが終われば後は書き入れた文字にそって印刀を入れていけばいいだけの単純作業です。字入れに比べれば楽な物です。

    姓名の落款印は白文で作ります。

    姓名印なので白文で刻してます。
    大きさは2cm角。半切などに使えます。

    刻し終えたら、捺印(左側)。
    印影を見て補刀を入れ修正を加えました(右側)。
    一発では終えるといいのですが、補刀が必要でした。

    落款印の完成

    また友達の印も作って欲しいと、友人が半切に書いた作を持ってきていたので落款の大きさからみると3cm角が適切かなって言ってたら、近くに居た御姉様から「半切2行の作にしたら落款の字が大き過ぎるわ!」と、指摘が入りました。

    落款( 落成款識  ラクセイカンシキ)
    書画でいつ、誰が書いたか、動機などを書いた部分(作品の最後に入れる)

    落款印
    姓名は白文(文字が白、周りが朱)
    名、雅号の場合は朱文(文字が朱)
    落款印が無いと作品とみなされない。

    作品に書かれた落款をみせて貰い、書かれてある落款より少し小さめの印を作ると言ったら、「あなたは書かなくても(作り手なのだから)全ての書に対して知っておかないとダメっ!」、「お客様に言われるがまま作ったらダメでしょ!」と、間髪入れず突っ込みが…(汗)

    書かれた物から大きさを割り出すと、今回の様にお客さんが間違った大きさで書いてあった場合に指摘が出来ない。 書かなくてもいい作品を見て大きさなどを勉強するように、あげた本を読んだ?と、指導が入りました(汗)

    確かに半切、条幅にしても1行で数文字の場合、2行の場合、3行の場合、4行の場合…と文字数によって落款の大きさは違ってきます。
    作風に対しての落款の適切な大きさが分かるように作品を見ていこうと思います。

    夜になって…

    出来上がった印を渡した門下生からLINEで画像が届きました。
    その画像は半紙の作品にドンっと2cmの落款印が!(;・∀・)

    半紙用に15mmか、12mmで作ってやらんといかんな…

    最後に…
    書をされている方へ…

    墨友などに毎月出品する作について落款印不要ですが、作品として提出するのだから捺すべきと思います。
    捺すことでどの位置に捺すのが適切で、どう捺せば綺麗に捺せるのかを学びます。

    2018年6月29日   道を楽しみ、古きを好む

    篆刻の草稿 宮崎県宮崎市の印鑑

    お題は「楽道好古」
    道を楽しみ、古きを好む

    2夜目にして何とか書き上げました。
    やはり最低でも10時間は必要ですね。
    資料を色々みて文字の形、線の欠けさ方など緻密にやっていかないと勉強になりません。

    今回は、1つの作品しか参考資料としていないので、ほぼ自分の持っている引き出しから出して書いた物となります。 自分が理想としている形からは程遠い…。模写をして感覚を身に付けたいと思います。

    今回は、7時間ほどで書き上げたので仕事レベルの作としてつくってます。
    久しぶりに朱墨を使ってみましたが、すぐ乾いて穂先を取られたり1分おきに水を足して水分調整をしないといけなかったりと凄く面倒…。やはり胡粉で書く方がいいですね。

    白が鈴の形で、左右の幺は糸飾りで神楽などで見掛ける柄の付いた鈴の形に近いのでは?
    この鈴を振って舞うことで神をたのしませることから楽が出来た。(象形)

    首は人の首、シンニョウは歩く、進むの意味があり、金文では首を手で持っている形になっている。敵地を攻め入る際に相手の領土には先祖の霊があり災いをもたらすと考えていたので、敵地の住民の首をもって進んでいくことで道が出来る

    甲骨文字では、女(母)が子どもを抱く形。母が子を可愛がる形(会意)

    十と、口の組合せ。
    十は楯のこと、口は神に捧げる祝詞や誓いをいれる器である口(サイ)のこと。
    サイの上に楯を置いて長期間において祈りの効果を保つようにすることを古といい、ふるいもの、ふるくからのもの、の意味となった。

    2018年6月1日   パトカーとランデブー

    1寸角の落款印の完成

    上善若水の印稿を書き上げ、夕方からサクサクと刻しあげて完成!

    石は硬い部分が多くサクサクではなかったな。(笑)
    最後は力づくで刀を引いた感じです。

    1寸角を刻しただけで刃が丸くなって側款が刻すことが出来ないほどでした。

    落款印を捺して出品票をつくる

    今回は、「水」が朱が多いので、「上善若」の3文字は白を出来るだけ増やしてみました。

    さてさて、どう評価されるか4ヶ月後が楽しみです。
    これ75mm角で作ってもいいような。今年の宮日総合美術展の作として75mm角で作ってみるかな。

    日曜日に使う篆刻資料の印刷を終え、今回も師匠宅経由で宮崎中央郵便局までドライブとなり22時頃に店を出ました。
    10号線の交差点を右折する際に赤い物を天井にのせた車がバックミラーに写ってたので、そこから隣町までランデブー(笑)

    ※捕まってませんよ。免許は綺麗な状態です。

    パトカーは隣町の交番へ移動? 隣町まで燃費の悪い法定速度で走行…。 法定速度は逆に眠くなってくるから危険性を感じます。

    さて、今日からは保留してた角印の課題に移ります。

    2018年5月17日   落款印の適切な大きさ。

    カタカナの落款印

    「ニコル」とカタカナの落款印の印稿のご注文を請けました。

    カタカナ3文字なので印(シルシ)を入れて4文字にして、カタカナのように画数が少ない文字は味を付けにくいので難儀します。
    草稿を書いている中で二重枠が納まりが良いので外枠を太く、内枠を細くしてデザインしてみました。

    あとは、胡粉と、墨で塗ったり消したり、枠と枠の隙間を0.3mm程度広げたりと書き込んで印稿完成。

    【 落款印の最適な大きさ 】

    半紙に一文字の時と、4文字の時、6文字の時では落款(氏名、雅号、書いた日を書くこと)の大きさが異なります。 特に条幅(1m以上ある紙)の作品になると1行で大きく書く時と、4行で書く時では落款の文字の大きさはかなり変わってきます。

    なので、自分の作品に対して落款の最適な大きさはどの位なのかを吟味することです。

    大きさが分からない場合

    指導を頂いている先生から大きさを聞くだけでなく、まずは自分で悩む事です。
    判断する方法として、別の紙に落款を何パターン書いて、それを作品の上に置いて遠く離れて見てみる。大きさ、書く位置を落款を書いた紙を替えたり、ずらしたりしながら吟味して下さい。

    落款の幅が確定したら…

    落款印は作品によって形、文字の種類などを変えますので、どういう作品を作っているかを明確に伝える。できたら練習で書いた物を見せるとなどして相談するとよいかと思います。

    落款印の大きさは…

    落款の大きさが決まれば落款の横幅に対して同幅か、もしくは若干狭めの大きさにするのが適切です。

    最後に判子屋さんで篆刻の勉強をしている人は稀です。
    間違いないのは、10万円ほどは掛かるかと思いますが日展作家に依頼することです。 何十年も使い、臥龍点睛となる印で作品を駄目にさせないことを考えるとそう高い買い物ではないかと思います。

     

    2018年4月21日   数撃ちゃ当たる

    宮崎市の篆刻、落款印

    今年1発目の楽篆課題となった今年の干支「戊戌」(つちのえいぬ 、 ボジュツ)でした。

    似たような文字が2つ並びどう文字を配置し、どう処理すればいいか悩みに悩みついた結果、3案が構想として残り、上位をキープする為に3案とも作りました。 数撃ちゃ当たると思って…(笑)

    切り絵、水墨画、絵葉書に落款印を捺す。宮崎市の落款印屋さん

    結果、10mm丸の丸印で作った物が上位で評価されました。

    昨年末の楽篆の中に丸印で作られた作に対しての批評コメントがあり、それを参考に作ってみました。
    良い物は真似て、盗んで身に付ける。
    書道と同じです。先生の手本を真似る。真似てからこそ先があるように思えます。

    ただ手本ばかりで師範を取ったら手本が無いと書けないとなるので要注意な面も。
    あ、私は手本を作らないと書けません(-_-;)
    「チョッとこれササっと書いて」って、言われても書けません!(笑)
    毎回、辞書を引いて手本をつくって書いてます…

    切り絵、水墨画、絵葉書に落款印を捺す。宮崎市の落款印屋さん

    オーソドックスな白文と、縦型の印です。
    こちらは1つ下の評価になってました。

    次は5月末日締切りで、久しぶりの4文字となってます。
    これは4cm角の印材を使用して白文で作る予定でいます。
    これは方向性が定まってますので1作を念入りに作っていきます。

    最後に…

    私の経験上、数撃っても当たらない事が多々あります。

    【 作った時の記事 】
    http://souma-inbanten.com/12164

  • カテゴリー

  • 過去の日記

  • 最近の投稿

  • 相馬印ばん店RSS

  • この頁の先頭へトップ頁へ