相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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    2018年9月4日   落款がデカいだろが!

    書の作品に捺す落款印

    午前中の水鉄砲大会を終えて、午後から佐土原で月一の篆刻の講習会へ移動。
    今は10月締切りの宮日総合美術展の追い込みとなってます。

    だが自分はその前に…
    5月から同じ門下の新人さんから頼まれてた落款印が中々進まないので刻し上げることにしました。

    半切に捺す落款印

    字入れはほぼ終わらせていて若干補筆を加え、あとはサクサクと刻していくだけ。
    字入れが終われば後は書き入れた文字にそって印刀を入れていけばいいだけの単純作業です。字入れに比べれば楽な物です。

    姓名の落款印は白文で作ります。

    姓名印なので白文で刻してます。
    大きさは2cm角。半切などに使えます。

    刻し終えたら、捺印(左側)。
    印影を見て補刀を入れ修正を加えました(右側)。
    一発では終えるといいのですが、補刀が必要でした。

    落款印の完成

    また友達の印も作って欲しいと、友人が半切に書いた作を持ってきていたので落款の大きさからみると3cm角が適切かなって言ってたら、近くに居た御姉様から「半切2行の作にしたら落款の字が大き過ぎるわ!」と、指摘が入りました。

    落款( 落成款識  ラクセイカンシキ)
    書画でいつ、誰が書いたか、動機などを書いた部分(作品の最後に入れる)

    落款印
    姓名は白文(文字が白、周りが朱)
    名、雅号の場合は朱文(文字が朱)
    落款印が無いと作品とみなされない。

    作品に書かれた落款をみせて貰い、書かれてある落款より少し小さめの印を作ると言ったら、「あなたは書かなくても(作り手なのだから)全ての書に対して知っておかないとダメっ!」、「お客様に言われるがまま作ったらダメでしょ!」と、間髪入れず突っ込みが…(汗)

    書かれた物から大きさを割り出すと、今回の様にお客さんが間違った大きさで書いてあった場合に指摘が出来ない。 書かなくてもいい作品を見て大きさなどを勉強するように、あげた本を読んだ?と、指導が入りました(汗)

    確かに半切、条幅にしても1行で数文字の場合、2行の場合、3行の場合、4行の場合…と文字数によって落款の大きさは違ってきます。
    作風に対しての落款の適切な大きさが分かるように作品を見ていこうと思います。

    夜になって…

    出来上がった印を渡した門下生からLINEで画像が届きました。
    その画像は半紙の作品にドンっと2cmの落款印が!(;・∀・)

    半紙用に15mmか、12mmで作ってやらんといかんな…

    最後に…
    書をされている方へ…

    墨友などに毎月出品する作について落款印不要ですが、作品として提出するのだから捺すべきと思います。
    捺すことでどの位置に捺すのが適切で、どう捺せば綺麗に捺せるのかを学びます。

    2018年8月18日   孫が書いた物をゴム印に

    孫が書いた似顔絵

    「孫が書いてくれた似顔絵をゴム印で作って手紙や、年賀状に使いたい」と、ご相談を頂きました。

    結構、前に書いて貰ったものでしょうか?
    まずはスキャナーで最大画素1200dpiで読込み茶色の部分を全て消していきます。
    その後、右腕の部分の薄い黒を消してから白黒2階調にして版下を作り上げました。

    孫が書いた似顔絵からゴム印を作る。

    今回、横幅13mm、縦15.6mmのサイズで作りました。
    ハガキでも名刺でも捺せるサイズです。

    孫の書いた物を形にする

    筆で書いたであろう細かい線も出来てます。バッチリです!
    (※このゴム印は、プレス機で作ってます)

    ≪料金≫
    (サイズ、内容に寄って異なるので参考価格です)
    画像読込み、処理 1,500円
    ゴム印(13mm×15.6mm) 811円
    合計 2,496円

    ※版下が出来たので2個目からは、ゴム印の価格のみとなります。

    2018年8月16日   シャチハタ キャップレス9のインク補充と分解清掃

    シャチハタのインク補充方法

    シャチハタのキャップレス9はインクカートリッジが無いのでインク補充は印面に補充液を“1滴”だけ付けます。

    またインク補充したらインクが印面に浸透していくまで3時間ほどは掛かりますので、仕事を終える間際にインクを付けて一晩おいておくと良いかと思います。

    今回、インクが滲んで使えなくなったシャチハタのキャップレス9をお預りして分解清掃を試みてみました。100%上手くいくとは限りませんが、8割方は改善されます。

    シャチハタネーム印のインク漏れ

    まずはインク補充と同様に開閉弁の部分を外します。

    その後、印面を外して中性洗剤で洗浄 → 乾燥 → インク補充。
    (※これは独自に考えてやっている事なので自己判断でお願いします。)

    軽くインク補充した印面を本体に付けて、更に印面に1滴垂らして開閉弁の部分をはめ込み3時間ほど待って使います。

    この状態で「翌朝まで使わないで下さい」と、伝えて渡しので、お盆休み明けとなる本日、綺麗に捺印できるかどうか確認を取ってみます。

    確認を取ったら、綺麗に捺印できるようになったとの事でした。good!

    シャチハタネーム印を分解清掃

    キャップレス9のメリット

    • 捺印時に自動開閉する弁があるので、キャップを外す手間が要らず便利。
    • 勝手に開閉弁が開かないようにロック機能が付いている。
    • お洒落な色がライナップされてある
    • 安価

    キャップレス9のデメリット

    • 通常のインクカートリッジ式のネーム印より捺印回数が少ない。
    • インクを多く補充し過ぎてインクが溢れる。
    • ネーム9より耐久性が乏しい

    キャップレス9に適している方

    • 連続して使わない
    • 1日に10回程度の捺印

    ネーム印の注意事項

    捺印した際にインクがカスレて来たら早めに補充して下さい。
    長時間、捺印がカスれた状態で使うと印面の中でインクが固まり、補充して一部が印字されず文字や枠が切れたように印字されるようになりますので御注意ください。

    2018年7月26日   1度に2ヶ所おせるゴム印の台木

    2つのゴム印を1度に捺せる当て木

    宮崎では米の刈入れが始まり、出荷の時期となってきました。
    コメ袋に生産者と、地区名を記入する箇所があり、そこにゴム印を捺すのですが2ヶ所を1度に捺印したいと要望がありました。

    捺す物を見せて貰うとなんだか出来そうだったので引き受けました。
    図面を引いてどうやって作るのが簡単でいいのかを考えます。
    当初は加工し易いバルサ材を購入してきて作ることを考えましたが、ゴム印の台木を使って木工用ボンドで接着する方法の方が簡単ではないと思い作製開始。

    ノコでカット

    まずは図面の寸法どおりにゴム印の台木にカットする位置をチェックします。
    その後、線を引いた位置より0.2~0.5mm程度を残す形でカット。

    サンドペーパーで面を整える

    余分な部分をサンドペーパーで削って面を調整します。

    木工用ボンドを付けて圧着

    上下の間隔を取る為に6mm厚の板を中心に名前のゴム印を置くとこと、地区名を置くとこが定位置になるようにする板をカットして木工用ボンドで接着。

    ここで反省点。
    圧着する際は反らない様に板をもう一枚かませてクリップする方が良かった。

    2つのゴム印を同時に捺印

    ゴム印を並べて、ガムテープで固定すると1度に2ヶ所の捺印が可能になりました。
    これで作業効率は上がり楽になるでしょう。

    屋外でしようするとなるとガムテープは剥がすと汚くなるで、マジックテープを接着剤で貼り合せると簡単に取り外しが可能で粘着部分が残って汚れることも無いかと思います。

    2018年6月29日   道を楽しみ、古きを好む

    篆刻の草稿 宮崎県宮崎市の印鑑

    お題は「楽道好古」
    道を楽しみ、古きを好む

    2夜目にして何とか書き上げました。
    やはり最低でも10時間は必要ですね。
    資料を色々みて文字の形、線の欠けさ方など緻密にやっていかないと勉強になりません。

    今回は、1つの作品しか参考資料としていないので、ほぼ自分の持っている引き出しから出して書いた物となります。 自分が理想としている形からは程遠い…。模写をして感覚を身に付けたいと思います。

    今回は、7時間ほどで書き上げたので仕事レベルの作としてつくってます。
    久しぶりに朱墨を使ってみましたが、すぐ乾いて穂先を取られたり1分おきに水を足して水分調整をしないといけなかったりと凄く面倒…。やはり胡粉で書く方がいいですね。

    白が鈴の形で、左右の幺は糸飾りで神楽などで見掛ける柄の付いた鈴の形に近いのでは?
    この鈴を振って舞うことで神をたのしませることから楽が出来た。(象形)

    首は人の首、シンニョウは歩く、進むの意味があり、金文では首を手で持っている形になっている。敵地を攻め入る際に相手の領土には先祖の霊があり災いをもたらすと考えていたので、敵地の住民の首をもって進んでいくことで道が出来る

    甲骨文字では、女(母)が子どもを抱く形。母が子を可愛がる形(会意)

    十と、口の組合せ。
    十は楯のこと、口は神に捧げる祝詞や誓いをいれる器である口(サイ)のこと。
    サイの上に楯を置いて長期間において祈りの効果を保つようにすることを古といい、ふるいもの、ふるくからのもの、の意味となった。

    2018年6月8日   断念…

    角印を仕上げる。宮崎市の印鑑屋

    昨夜、仕上げに入り無の途中で22時を回ったので少し早いが切り上げました。
    今朝5時半過ぎに店に出てきて、残りの文字の仕上げに入りました。

    角印を仕上げる。宮崎市の印鑑屋

    捺印して全体の微調整を加えること3回で完成。
    本日、発送して、次の8分角の着手は見送ります。

    今日は午後から祭りのことで不在になる時間があったりと、今の状況では付いて行けず、今回の課題までで断念します…。

    今夜は、祭りの打合せがありますがノンアルコールで勘弁して貰い、21時には店に戻って大印展の作品づくりに着手しようと思います。

     

    2018年6月7日   大象無形の字入れと粗彫り

    角印を手彫り 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    昨夜、21時ごろ陽気な酔っ払い2人組が入ってきて30分ほど話し、「そろそろ2軒目に行ったら?」と、勧めて2軒目の店へと重い腰を上げて去っていきました。 次回から入場料を取るかな(笑)

    その後、22時過ぎには字入れを終わらせましたが、「無」が完全に頭に入ってないせいか何度も修正を加えて形を整えてしまった。 また左右対称の字形(大、無、形のツクリ)は左右の誤差が0.3mmもあると違和感を感じるので左右均等になるように細かく修正。

    角印を手彫り 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

    今朝、1時間半ほどで粗彫りと、印面を軽く摩って墨打ちをして仕上げに入れる状態までもっていきました。

    手彫り、手彫りと、印章業者もこの工程のアピールを重視したりしますが、この手彫りとなる工程は書いてある文字の余白を彫るだけの単純作業。丁稚奉公の時代は、下っ端の仕事でしかない工程です。 四隅を綺麗に彫って、底を平らにするだけで、余ほど下手でない限りは、この工程が粗くても印鑑の出来栄えに左右され難い工程です。

    印鑑は、字入れと、仕上げで美しさがほぼ決まります。

    ひと段落して5時半過ぎに朝飯を食ったら、いつの間にか落ちてて気が付いたら9時前…(汗) 慌てて店を開けかたでした。開店前の時間をふいにしてしまった…orz

    今夜、仕上げを掛け、捺印したものを送って、次の8分角の課題は保留…
    そろそろ大印展の作品に取り掛かりたいと思います。

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