相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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    2018年10月12日   本日は、作品の搬入日。

    作品を額に納める。

    今朝5時前に何とか宮日総合美術展に出品する作品の裏打ちを終えて額装しました。

    今回は、90mm角に上善若水と白文1顆。
    楽篆の課題で印稿を作っていたので水を横にした形に変更して作ってみました。

    75mmの印なら1時間か1時間半あれば刻し上げるので、印稿が出来上がっているだけに焦らず、後回しにして昨夜、刻し始めました。

    これが大誤算で75mm角なら1本の線を2、3回刀を引けば刻せるのに90mm角になると線の幅が1.5倍ほどあり刀を何度も引かないといけなく、またそれだけ刀を使うから刃の切れ味が落ちて2回ほど研ぎ直し。1時間半の予定が休憩も挟むので4時間ほど掛かってました…orz

    落款を隷書で書く

    更に難儀したのが落款…印の文字、今年の干支、10月、名前を書き、最後に落款印。
    この落款が苦手で初めは左端に大きく縦一列で書いてましたが、そんな事をしたら周りは達筆な人ばかり落款で比較されて落とされるのは目に見えている。同じ土俵にのるのは止めて印の下に細字で勝負。
    更に「美術展の出品の為に作った作品」と、落款を入れたかったが漢文がサッパリ分からんから却下。

    1時間ほど書いた末に作品が完成。

    いつもの必殺技で裏打ちを1分で済ませ額装。
    額装も作品をカットして入れるのでそこそこ時間が掛かる。
    明るくなる前に出品用紙も準備でき本日、搬入へと県立美術館に持っていけそうです。

    こういう日に意外と搬入だけでなく、うまくタイムスケジュールが埋まっていく。夕方まで宮崎市内を走り回ります。夜は県外から来られる判子屋さんとの懇親会でニシタチへ。
    明日は全国から多くの判子屋さんがコンベンションセンターに集結。

    自分の担当は日曜日のイオンモール宮崎で行うイベントです。
    子供から大人まで楽しめる「はんこ体験教室」と、作品展示ブースなどが有りますのでお時間がある方は是非!

    ブログランキング

    最後に…

    記事の最後にある↑の画像のボタンを押して頂いてて「人気ブログランキング」では130位ぐらいだったのが、30位内に入るまでに一気に上がりました。

    もうビックリです。
    押して頂きありがとう御座います。m(__)m

    今後も色々アップしていきますので、ポチッをどうぞ宜しくお願い申し上げますm(__)m

    2018年10月1日   台風24号が過ぎ去り

    皆様は台風の被害はなかったでしょうか。

    ここ数年、台風が反れてばかりでしたが、今回の台風24号は激しかった…
    前夜から店に居て仕事をしてましたが、日曜日の9時頃から強風が吹き荒れ、何度か停電になり作り掛けたデータが飛んでしまう始末…orz
    それでも停電は短時間のものでした。

    30日消印有効の作品を土曜日に5時間掛けて印稿を練った物を午後から印面に転写して更に15分ほど修正を加え、40分ほど刻し上げました。

    印文:黙而識之(もくしてこれをしる)
    意味:黙々として学び得たことを深く心に記す。

    通常だと

    識黙
    之而

    となり、上が画数が多く、下が画数が少ない文字になります。
    この配置を避ける為に回文と言って、反時計まわりに文字を配置する方法で

    而黙
    識之

    としました。
    この回文は効果がないと使ってはいけません。今回、回文を使うことで疎密の関係が対角線上で出来るので使いました。


    途中、停電で手を止める事になりましたが、出品票に捺印した印紙をはり準備を終えて後は台風が過ぎ去るのを待つのみの状態に。

    午後4時過ぎには落ち着き、自宅に戻ると2時頃から停電だったそうでビックリ。
    店の通りから一本南に入ったとこから南側は広域にわたって停電で、今朝も電力が復旧していません。

    また庭に植えている2mほどオリーブの木が根こそぎ倒れてたので杭を買って、大きなハンマーは四角目電気水道設備のミッチーから調達。
    これから杭を打ち込んでロープを張ってで固定します。

    アウトドアの大型の蓄電池と、加圧式ポンプのシャワーを買うか検討中…。
    何せ来週は台風25号がくるとか…
    皆様、お気を付け下さいませ。

    本日は、営業しておりますが店主不在となります。
    印章供養祭で宮崎八幡宮へ行きますので、午後3時頃に戻る予定となっております。

    2018年9月6日   切れ味が落ちた刃を研ぐ

    今朝、北海道厚真町が震源の大きな地震があったようで画像や動画を観ると大参事になってますね。震源から100km離れた知り合いの判子屋さんに電話したら大丈夫との事でした。他にもFacebookを通じて無事を知るとホッとします。

    切れ味が落ちた刃を京都の自然石の砥石で研ぎ直し。

    実印を2、3本仕上げると切れ味が徐々に落ちて来るので、その都度、研ぎ直しをします。

    家庭ではステンレスだから研ぐのは困難でしょうが、定期的に研いでおくと料理が楽になります。また、そこそこの包丁になると販売元に送ると研がれて戻ってきます。

    刃こぼれしてなければ軽く研ぐ程度で済みます。
    研いでいくと数年後には上手く研げるようになると思います。たぶん…。
    私は研げないので何とも言えない。

    上手くなると量販店の砥石では物足りなくなったら凄い物です。
    是非やってみて下さい!!

    今回、印刀を研ぐとこを撮ってみました。
    印刀は既成品でなく、鍛冶屋さんで打ってもらった仕上げ刀です。
    2本は日立製鉄の白鋼、1本は玉鋼で打ってもらったものです。

    2018年9月4日   落款がデカいだろが!

    書の作品に捺す落款印

    午前中の水鉄砲大会を終えて、午後から佐土原で月一の篆刻の講習会へ移動。
    今は10月締切りの宮日総合美術展の追い込みとなってます。

    だが自分はその前に…
    5月から同じ門下の新人さんから頼まれてた落款印が中々進まないので刻し上げることにしました。

    半切に捺す落款印

    字入れはほぼ終わらせていて若干補筆を加え、あとはサクサクと刻していくだけ。
    字入れが終われば後は書き入れた文字にそって印刀を入れていけばいいだけの単純作業です。字入れに比べれば楽な物です。

    姓名の落款印は白文で作ります。

    姓名印なので白文で刻してます。
    大きさは2cm角。半切などに使えます。

    刻し終えたら、捺印(左側)。
    印影を見て補刀を入れ修正を加えました(右側)。
    一発では終えるといいのですが、補刀が必要でした。

    落款印の完成

    また友達の印も作って欲しいと、友人が半切に書いた作を持ってきていたので落款の大きさからみると3cm角が適切かなって言ってたら、近くに居た御姉様から「半切2行の作にしたら落款の字が大き過ぎるわ!」と、指摘が入りました。

    落款( 落成款識  ラクセイカンシキ)
    書画でいつ、誰が書いたか、動機などを書いた部分(作品の最後に入れる)

    落款印
    姓名は白文(文字が白、周りが朱)
    名、雅号の場合は朱文(文字が朱)
    落款印が無いと作品とみなされない。

    作品に書かれた落款をみせて貰い、書かれてある落款より少し小さめの印を作ると言ったら、「あなたは書かなくても(作り手なのだから)全ての書に対して知っておかないとダメっ!」、「お客様に言われるがまま作ったらダメでしょ!」と、間髪入れず突っ込みが…(汗)

    書かれた物から大きさを割り出すと、今回の様にお客さんが間違った大きさで書いてあった場合に指摘が出来ない。 書かなくてもいい作品を見て大きさなどを勉強するように、あげた本を読んだ?と、指導が入りました(汗)

    確かに半切、条幅にしても1行で数文字の場合、2行の場合、3行の場合、4行の場合…と文字数によって落款の大きさは違ってきます。
    作風に対しての落款の適切な大きさが分かるように作品を見ていこうと思います。

    夜になって…

    出来上がった印を渡した門下生からLINEで画像が届きました。
    その画像は半紙の作品にドンっと2cmの落款印が!(;・∀・)

    半紙用に15mmか、12mmで作ってやらんといかんな…

    最後に…
    書をされている方へ…

    墨友などに毎月出品する作について落款印不要ですが、作品として提出するのだから捺すべきと思います。
    捺すことでどの位置に捺すのが適切で、どう捺せば綺麗に捺せるのかを学びます。

    2018年8月3日   篆刻教室を開く

    篆刻教室

    今月から都城で書道教室の開かれている先生が、篆刻を習いに来られる事になりました。
    都城市は、高鍋町から80kmほど離れていて、高速を使って1時間20分ほどです。

    長年眠っていた本を取り出して、どうやって教えていくかプランを組立て、最短で3年後には宮日総合美術展、宮崎県立美術展に入選させたいと思ってます。

    宮崎県の美術展の篆刻の部の入選者は、私を含む角井門下生で締めています。
    そう容易い事ではないのは分かってますが、そこに食い込ませる事が第一の目標です。

    自分の中で決めているのは、手本は書かない。指導はするが作品に一切手を加えない。この条件で入選させたいと思います。

    昨日は初回の指導日となってました。
    準備する道具の説明、字典を揃えること、よい作品を多く良く見ること。書くことより見ることを重視する指導を行います。

    また来年からは楽篆に出品させるとこまで持っていきたいと思ってます。

    2018年8月1日   断念

    楽篆課題が出品できず…

    ここ1年半、毎回、出品していたが、昨日、締切りの「神安氣平」があったが、時間がつくれず出品を断念…orz

    ここ2ヶ月ほど全く作品づくりが出来ず…

    先日は、大阪のK氏から「祭りにドップリ浸かっている場合じゃないだろ!作品づくりを優先させるべきだろ!」と、電話が入る。真っ当なご意見で反論できない。

    長くなりそうだったの携帯電話をハンズフリーにして有難いお言葉に手を合わせて(-人-) 仕事しながら聴いてた…(-“-;A …アセアセ

    2018年6月29日   道を楽しみ、古きを好む

    篆刻の草稿 宮崎県宮崎市の印鑑

    お題は「楽道好古」
    道を楽しみ、古きを好む

    2夜目にして何とか書き上げました。
    やはり最低でも10時間は必要ですね。
    資料を色々みて文字の形、線の欠けさ方など緻密にやっていかないと勉強になりません。

    今回は、1つの作品しか参考資料としていないので、ほぼ自分の持っている引き出しから出して書いた物となります。 自分が理想としている形からは程遠い…。模写をして感覚を身に付けたいと思います。

    今回は、7時間ほどで書き上げたので仕事レベルの作としてつくってます。
    久しぶりに朱墨を使ってみましたが、すぐ乾いて穂先を取られたり1分おきに水を足して水分調整をしないといけなかったりと凄く面倒…。やはり胡粉で書く方がいいですね。

    白が鈴の形で、左右の幺は糸飾りで神楽などで見掛ける柄の付いた鈴の形に近いのでは?
    この鈴を振って舞うことで神をたのしませることから楽が出来た。(象形)

    首は人の首、シンニョウは歩く、進むの意味があり、金文では首を手で持っている形になっている。敵地を攻め入る際に相手の領土には先祖の霊があり災いをもたらすと考えていたので、敵地の住民の首をもって進んでいくことで道が出来る

    甲骨文字では、女(母)が子どもを抱く形。母が子を可愛がる形(会意)

    十と、口の組合せ。
    十は楯のこと、口は神に捧げる祝詞や誓いをいれる器である口(サイ)のこと。
    サイの上に楯を置いて長期間において祈りの効果を保つようにすることを古といい、ふるいもの、ふるくからのもの、の意味となった。

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