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筆と、ペンのメリット

昨夜、2つの会合を終えて店に戻り、明日、大阪に持って行く作品の仕上げに取り掛かりました。昨日、アップした8分角は昨日の朝の内に仕上げを終えてますので、粗彫りで作業を中断してた1寸2分角の大物に着手。

じっくり見ると筆で書いた文字の際が波打っているので気になる箇所は0.1~0.2mmほど朱を残して仕上げてます。一旦、全てに仕上げを掛けて捺印し、印影を見て補刀を加えるやり方で行ってます。

宮崎の印鑑。実印、銀行印、認印、法人印、角印。

今回のように朱と墨の境が波打っているのは、ゆっくり書き過ぎているのと、穂先が傷んでもそのまま使っていることが原因でないかと思います。

今回は使っていませんが、筆だけでなく0.05mmのペンを使うこともあります。
ペンで書くと黒と朱の境はシャープになります。かつ、一定の線が簡単に引けるのがペンを使うメリットです。

ただ、ペンはいくら細いと言っても筆の細さには到底及ばない面と、筆の方が筆圧で細い線から太い線までの調整ができる。なので穂先だけで書かず、穂先から1~1.5mmほど押し当てて線を引く事で綺麗な曲線が引けることが大きなメリットです。
ペンはチョッと修正って時には大いに活用してます。

【本日の営業】
本日、志布志港から大阪に向かうので、昼まで営業となります。
また大阪はいつもの如く0泊なので、月曜の昼1時頃には店に戻る予定となっております。

15日(土) 9:00~12:00
16日(日) 定休日
17日(月) 9:00~18:00(13時頃に戻る)

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