相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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  • 2019年3月8日   関防印(清雅:その弐)

    関防印となる「清雅」を刻し補刀(補正)を入れて完成。

    この変形印はオリジナルです。
    楕円形の印材をサンドペーパーの400番、800番、1,000番と番定を変えながら削りだして作りました。

    フルトリを青の下に入れて込んでみました。
    木口なら楽勝なサイズですが、石となると思いがけない砕け方をする事があるので慎重な運刀になりますが、あまり慎重になるとガタガタな線になり刀の勢いが感じられなくなるので、半分どうなってもいいやって感じで切り込んでいく事も重要に思えます。

    2019年3月7日   関防印(清雅)

    関防印(引首印:インシュイン)を作りました。
    関防印は、書や絵などの右上に捺す印になります。
    彫りこむ文字は、好きな言葉、座右の銘などを入れます。
    形は、長方形、楕円形など様々です。

    大きさは、落款印と同じく色紙に書くのか、半紙に書くのか、条幅(1m36cmの紙)に書くのか、更に書く文字の大きさによって関防印の大きさを変えます。

    今回、手掛けたのは横幅8mm、縦幅14mmの関防印です。

    宮崎の篆刻、落款印、関防印、印のことなら

    小判型の石をサンドペーパーで削って玉子型にしました。
    上の画像は、1回目に字入れした物ですが、青の下部の横画を粉砕してしまって磨り潰しました。

    細かい部分は浅く、かつ刀を研ぎ上げ切れを良くしておかないと、余白を削っている時に文字の部分までもが粉砕してしまいます。

    宮崎県の篆刻、落款印、関防印

    2回目はフルトリ(雅の右側)の顔と嘴の形を変えてみました。
    フルトリは、小さな鳥の形です。
    「集」は木の上に3羽の小鳥(フルトリ)が書かれている文字もあります。

    この段階は、刻しただけです。
    この後、印面の墨を綺麗に拭き取り、捺印して修正を掛けていきます。
    完成は明日の記事で…

    8mm×14mmの参考価格
    15,660円(税込、印材加工:1,620円込)

    書を極めている方は、1顆(1つ)が2、30万円はするかと思いますが、有名な篆刻家に作って貰う事をお勧めします。

    2019年3月4日   宮崎県美術展の表彰式

    日曜日は、中1の姪を学校に送って行き、宮崎県立美術館へ向かいました。
    中学1年で日曜日に学校で勉強とは驚かされます。
    それでいいのか?チョッと頑張って出来る範囲でいいんだぞ、背伸びして大学に行くと俺みたいになるぞって、言いたくなります(笑) 群馬に行った事で林道で様々な経験をさせて頂いたり、林道で自走できなくなったら無暗に車外に出るな!(熊などの獣に遭遇するから)と教えて貰ったり、宮崎では経験できない事を学んだので後悔はしてませんが(笑)
    春から中2、残り5年間、無理し過ぎない程度に頑張っていってくれればと思うばかりです。

    宮崎県美術展では初入賞となり表彰式に出席させて頂きました。
    高鍋からは陶芸家の甲斐さんも出席されてて、終了後、お話をさせて頂きました。

    表彰式を終え、午後から予定があるので美術展は観ずに外に出ると雨が上がってました。

    また2日(土)は兵庫県で各県から各種技能士が出場する技能グランプリが始まり、時間制限内で作り上げ、その場で審査される大会です。ただ作業時間が普段の仕事からするとかなり短い時間なので、課題発表されたら睡眠時間を削っての練習となります。

    大阪の講習会からも2人出場してました。
    過酷な7時間半…どんな展開だったのか今月、大阪に行った際に聞いてみたいと思います。

    2019年3月1日   大幅修正

    宮崎県の印鑑、落款印、篆刻

    3日前から手掛けてる一旅中興。
    大きさは、40mm角です。

    昨日、書いたら「旅」の文字だけが異質な形だったので形を変えました。
    形を変えたら右側の画数が少なく旅の縦幅を短くしたのにそれでも大きく見えるので、左側の横幅を0.5mmほど広げ、その分、右側の横幅を狭くしました。

    また、弌(一)の形も多画にして小さく見えるように変更。更に旅も下方に縮め大きく見えないようにしました。

    辺縁の処理は、落ち着いたこのまま形にするか、撃辺を入れて激しく砕くかもう少し考えてみます。

    2019年2月28日   一旅中興(印稿)

    草稿を終えて2日目は、2時間ほどで大まかな骨格みたいな状態まで書上げました。枠の雅味の処理などは全く手を付けてません。

    さてさて、ここからが頭を悩ます時間です。
    「旅」が大きく見えるので線半分ほど下に縮めてみます。
    そもそも「旅」の形がこれじゃな・・・

    当初は、小篆で入れようと思ったのですが、書き上げると3文字が印篆に… そして旅が浮いている…orz

    印譜集をみて真似ます。
    「個性を出さず、いい作品を多く見てそれを真似ろ!」と、個性を出し過ぎる自分に言い聞かせてます。

    真似て、真似て、いろんな物を真似た先に人それぞれ見たり感じたりする物が違うので自然と個性が生まれるように思えます。
    今回、美術展で入賞した作品も色んな部分を真似て取り込んでます。

    私にも言えますが、技術が差ほどないのに漠然としたイメージで基本も分からず作っているなって作品を目にする事があります。自負することなく良い作品をみて自分が作った物とどこがどう違うのか探求することが常に必要です。なので、大印展などの1つの課題で競い合う展覧会に出品する事が大切なのです。

    また判子屋さんは篆刻を勉強してない方が多い。だが、それはそれでいいと思う。作れなければ作れる方に依頼して、よい商品を提供すれば。

    技術がなければ、お客様の為にも奈良なら石間先生、京都は山下先生、大阪は三田村先生、和歌山は石井先生と私が知っているだけでも関西で落款印も上手い判子屋さんはいらっしゃいます。
    作れないなら良さを伝えるという接客に徹し、上手い先生方に依頼することで良い物をお客様に提供するという姿勢が大事ではないでしょうか。(※請けてくれるかどうかわかりません)

    仕入れが高くともその方の作品が観れる。
    それを資料にする事で先ではいい物が作れる勉強材料となります。
    私も作って貰った事があります。その作は大切な資料の1つとなってます。

    話しがずれました…

    締切りまで1ヶ月を切りそうです…
    う~ん、まずい…(-“-;A …アセアセ
    さて何を真似るかな。

    2019年2月27日   衰退をとめ再興すること

    一旅中興
    衰退し滅亡しかけている国を立て直して栄えさせること(出典:春秋左民伝)

    3月31日締切りの楽篆課題です。
    画数が少ない文字(疎)と、画数の多い文字(密)が交互に入ってきてます。
    この交互も「疎・密・密・疎」や、「密・疎・疎・密」の配列ならわりと楽なんですが、今回の一旅中興のように「疎・密・疎・密」となると…

    宮崎県の篆刻、落款印の作製

    疎 疎
    密 密

    と、言うふうな上2文字が画数が少ない文字、下2文字が画数が多い文字となります。これを同じスペースで書くと、画数が多い文字が小さく見えてくるのでなるべく均一に見えるように文字の大きさを調整します。

    判子を作る際も同様に調整が必須です。
    あと、枠内いっぱいに文字を納めない事も大切です。

    宮崎での落款印、篆刻、印の作製

    一旅中興のような場合のみ、回文という手法を使ってました。
    ↓↓↓こんな感じの配列

    旅 一
    中 興

    通常は、縦書きなので

    中 一
    興 旅

    ただ、回文は、回文にした事によって大きな効果が生じない限りは使わない事が鉄則です。

    一番は使わずして上手く納めることなのか私も分かりませんが、石間先生が回文を使わず作っているので私も順当な配列で作ってみようと思い下書きをしてます。

    2019年2月25日   宮崎県立美術館からの招待状

    土曜日の夜、羽田空港国際線ターミナルでバックパックを枕にしてひと晩過ごしましたが、寝袋の下に敷くマットを持ってくれば良かったと後悔しました。 手のひらに乗るサイズの夏用寝袋と、インフレーターマットをバックパックに入れて置くことをお勧めします。

    朝一便の飛行機にのり朝陽を拝み、富士山を見て瞬きしたら着陸してました。飛行機だと アッと言う間に宮崎に着きますね(笑)

    宮崎県美術展の知らせ

    お客様から午後からのご来店のメッセージが届き、店に行くと宮崎県美術館から封書が届いてました。

    入選もしくは、落選(結構届いたな~)はハガキ1枚で届きますが、入賞となると封書で届くんですね。式典の知らせも同封するから当然でしょうが、初めてなので感動します。

    宮崎県美術展の表彰式のお知らせ

    また、今回の宮崎県美術展は今回までで、来年から宮日総合美術展と合併された美術展が開催されるとか…。
    来年度は日展みたいに「新」が付くのかな?
    45回と歴史ある最後に名を残せたことは嬉しいことです。
    日曜日の式典を楽しみにしてみます。

    2019年2月24日   羽田空港で夜を明かす

    土曜日、出張で店を母に任せるので朝3時に起きて仕事の段取りを済ませ、宮崎空港を10時半発の便に乗りお江戸入り。

    間違ってモノレールに乗ってしまってJR有楽町駅から、都営三田線に乗り換える為に日比谷駅に向かいますが、この辺りは入りたくなるカフェが多く、チョッと寄って昼飯食わしてくれと言うが、「ダメ、早く来い!」との事で色んなカフェやお店を横目に神保町にある印章会館へ向かいました。

    到着はギリギリ間に合ったのですが、「こっちです!」と、印章会館の前のお出迎え…お上りさんに助かります(笑)

    午後1時から夕方まで勉強会…
    大阪の講習会とは違い経営や、印章業として今後の取り組みかたなど講演とディスカッションで4時間が短く感じました。

    その後、10年前ほどユニクロの企業Tシャツの企画でコラボされた松島清光堂さんへ30人ほどで襲撃。当然、お客さんは入れない状態。完全に営業妨害でしたね(笑)
    その流れで懇親会へ…同世代が多く若手が少ないのがチョッと痛い。 だが、仕事に関しての話しで濃ゆい時間を過ごし、2次会は2時間飲み放題990円とどうしたらこういう価格設定が出来るんだってバーに…

    羽田空港国際ターミナル

    そんなこんなで22時にはお開き。
    都内でキャンプは出来ないので、この日の宿泊地、羽田空港国際ターミナルへ…

    羽田空港の日本橋

    初めての国際ターミナルなので館内を散策。日本橋は行き止まりでした(笑)
    この先には、壁がなければモスバーガーや吉野家に行けます。

    国際線ターミル展望台からの夜景

    長いソファーはほとんど寝てる人で空いてない…多くの方が館内のベンチや椅子で夜を明かしてました。

    今朝は4時半起床。
    電車で国内線ターミナルに移動。

    朝陽をあびながら…

    上の画像の太陽は朝日です(笑)
    神保町まで行って、大日本ジェネラルも見る事なく…朝6時45分発の便で宮崎へ…(苦笑)

    朝陽をあびる富士山

    朝陽に照らされた富士山。
    GWには登山を考えましたが、上の方は雪が溶けて氷になっているので初心者は危ないとの事で計画を変更中。GWの前半はこの辺りのどこかでテントを張ってます。

    左上に白くなっている辺りに天空の池というとこが有りますが、そこは昨年の台風で道路が崩壊して道路は夏ごろのようなので次回の楽しみにしておきます。

    今年のGWはバックパッカーで放浪の旅を考えてます。

    2019年2月22日   宮崎県美術展 de 準特選

    午前中、近所の判子屋の森田さんから「準特選やったね。おめでとう!」と、お祝いのお電話を頂きました。

    一瞬、またまた~と、思いましたが、鹿児島の某判子屋さんと違って冗談は言わないので準特選に選ばれたことを知りました。

    ですが、その瞬間…頭に過った言葉は「やべッ…」
    もうやっちまった感いっぱいですよ。

    第45回 宮崎県美術展

    森田さんとの会話は…

    森田さん:朱白の2顆(2点)で出した?

    私:いいえ、1顆です。

    森田さん:はぁ?!1顆? じゃ、大きい印に6文字か、8文字入れて?

    私:いいえ、2文字です(汗)

    森田さん:はぁ~?!1顆で2文字? 毎回、相馬君には驚かせられるわ~

    私:あの作品は失敗作なんです…(汗)

    森田さん:…( ̄д ̄)

    私:カクカクシカジカで…、落款印も綺麗に捺せてなくて…私もショックで…orz とは、言え出さないといけないので出したんですよ…

    宮崎県美術展の結果

    昨年の暮れに印稿を書き上げ角井先生から絶賛され、大阪の講習会では、あとは刀法しだいやな!(彫り方で佳作かどうかが決まる)と言われてました。
    自分でもこれはいい作になるぞ!と、強気でした。

    それなに…刻して捺印してみると…絶句…
    補刀を入れても印稿の輝きが・・・ない…orz

    捺印でも苦戦し、作品候補の有力候補は裏打ちがイマイチに終わり没。そこで予備の物を額に納めて搬入しました。

    また、搬入は土曜日の午後に搬入したので私が最後かと思います。
    その私の番号が「3005」。篆刻は5点しか出品されてない状態です。
    これを見たら入選2点。そうなると俺のは確実に落ちると悟った瞬間でした。

    それが準特選となるとは…
    準特選と言うのは嬉しい事ですが、複雑な気持ちです。
    昨年は落選してます。落選した作品の方がなんぼかいい作なのに…

    1月のブログを読み返してみると作品の事どころか、搬入のことも触れてませんね…(苦笑)

    2019年2月19日   印材を削って使い易い大きさに

    色紙につかう落款印。変形印。関防印

    変形印を作った後に左右に1~2mmほど印材が大きかったので、捺印の際に印材の大きさと、印面の大きさが違うと、捺印の際に思っていた位置とズレが生じないかと思い印材をサンドペーパーで削って小さくしてみました。

    まずは120番で粗く削り落とし、400番、800番と変えながら形を整えていきました。

    印材を加工

    印面に対して0.3mm程度の大きさまで小さくしたので、捺印し易くなったと思います。

    最後に捺印して、印面の出来を確認して完成です。

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