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半紙に捺す落款印

半紙に捺す落款印

3週間前にカフェで草稿を書いてた落款印を土曜日になって思い出して、日曜の午前中までに書き上げて10mm角、15mm角、20mm角の大きさで印刷をして講習会に持って行きました。

穂は込み入った文字で小さい印になると難儀します。
穂を「印」の文字に変更して刻してもOKです。

今回は「采」の文字を採用。
穂は、もともと采(スイ)の文字でした。金文では采の形です。
禾(いね)の穂を指先で摘みとるかたち。後に采から穂にかわる。

宮崎市での篆刻の講習会

今回の印は、篆刻の講習会の新人さんからの依頼です。
日曜の午後の好古印会に半紙の作品を持ってきて貰い、そこで印刷した印稿を置いてみてどのサイズが適切なのかチェック。

落款が幅20~22mmだったので印は落款より若干小さめの18mm角で作製する事が確定しました。来月の講習会に渡したいと思います。

書道教室では、指導者が印に疎く清書した作に落款印を捺印させない傾向が強いように思えます。墨友では印は完全に無視されているのが残念です。どこのどのような印を綺麗に捺すかが書ではないかなといつも思います。
適切なサイズ、適切な場所に綺麗に捺すことを指導して頂けたらと思います。

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