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大象無形

角印に大象無形と字を書く 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

10日間ほど手を付けられなかった角印に着手。
8分角(約24mm角)に「大象無形」と書いていきます。

大象無形
意味:大きな現象は、形のないものである。 肝心な物は目に見えないものだ。

「大」
象形
手足を広げて立つ人を正面から見た形。

「象」
象形
動物のゾウ。 甲骨文字にもあり象の文字があり、その頃の中国は森林があり象が生息していたと考えられる。

「無」
仮借
舞う人の形。舞のもとの字である。
衣の袖に飾りをつけ、袖をひるがえして舞う人の姿。無が「ない、なし」の意味に用いられるようになって、無に舛(セン:舞う時の足の形)が組合さり舞が作られ区別された。

「形」
会意
井と、彡(サン)の組合せ。井には2つの意味があり、刑の場合は首にはめる首枷(クビカセ)の形だが、井彡の場合木の枠の形となる。
鋳物をつくる際に溶かした金属を流し込む型枠。その型枠で作られた鋳物の「かたち、美しいかたち」を形という。
彡は、色や形の美しいことを示す記号のような文字。

角印に大象無形と字を書く 宮崎県宮崎市、高鍋町の印鑑屋

文字の意味を解読するには、現在使われている「漢字」でなく「甲骨文」の文字の形を見る必要があります。

有名な話で、「人は、支え合って人という文字になっている」と金八先生が東大教授の本を読んで学んだ事をドラマで話した。

これは漢字から分析した学者が解いたからであって、後に白川静氏が「人は、人を横から見た形」と唱え、武田鉄矢氏がラジオ番組で友人の金八先生っていう人があの話は間違ってたと訂正してました。

コメント

  1. めいらく より:

    よく似た話で、木の上に立って見るのが親、なんてよく言われますよねぇ 笑

    • 小学校の先生に親の話をすると必ず「そうなんですか?!」って返答が返ってきます。^^
      小学校の先生達も深く学んで頂きたいですね。

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