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理事長印を書き上げる

今朝は冷え込みましたね。
流石にジャケットを羽織って出勤しました。
また、出勤途中に東の空を見ると厚い雲から朝陽が出てきそうな感じで雲が横一線に黄金色をしててすごく綺麗でした。

今朝の内に法人印の印稿書きを終えました。
法人印とは、会社の実印や銀行印、また理事長などの役職印で周囲に会社名を入れて、中央に役職名を入れます。

一番多いのが、代表取締役印です。
合同会社になると、社長は代表社員となるので、代表者印と入れます。
今回、書いたのは右上から理事長印と入れてます。

法人印

ここまで書き込むのに5時間ほど掛かってます。
昼間、書いていたから何度も手を止めたこともありますが…(-“-;A …アセアセ
あと長がチョッと気になるので修正を掛けて印稿は完成となります。

この後、スキャナーで読込んで、そのまま彫刻機で粗彫りだけをさせます。
粗彫りが上がると、次が重要な仕上げとなります。

線の太さの統一、線の傾きの微調整などメスの様な仕上げ刀で削っていきます。
この作業は、3、4時間は掛かります。

この様な2重枠の印を作る際、私は周囲の社名は極細、中央の文字は若干太めで仕上げ、印の中に太い細いを付けてコントラストを出し見やすくかつ、印の美を表現します。

理事長の印

1、2万円程度の印は、この様な作業は出来ません。
パソコンの文字で、機械で彫って彫りカスを取る程度。

どうしてもその様な印は玩具にしか思えず、仕事の道具としての重さ、気品は全く感じない。
赤い印が付けば何でもいいという会社のトップの姿勢が御飯事の延長でしかない様にも受けて取れて、この会社は大丈夫か?と、疑ってしまうほどだ。

ご予算がなくて仕方なくという方は、ネットで3,000円のをお勧めしてます。 実際、1万円程度のを買っても大差ありませんから…。その点を考慮すると1万円は高いからよして置いた方がいいですよと、ご助言しております。

印は、単なる道具ではありません。
捺す事によって信用、信頼、責任を発生させ個人、企業の将来を左右する大きな意味を持つものとなります。

判子屋は、お金を得る商品だけで考えず、その辺りを真摯に考えお客様に提供しなければならないと思っております。


法人印のページ

https://souma-inbanten.com/houjinin

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