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持ってはいけない危険な考え

庭のピンク色の花

多くの方は実印を捺してくれと言われたら抵抗感を持ちますが、何でもいいですから捺して下さいと言われてると抵抗感がグッと下がる傾向にあります。

これは認識不足による危機感の欠如でもあります。

実印は重要で大切な印鑑であり、捺すと大きな責任を取らなければならない。
逆に認印は、普段使いで気軽に捺せる印鑑。100円でも売っているサイン代わり程度。が、一般的な考え方ではないでしょうか。

玄関に印鑑は置いてはいけない

この実印と、認印の重要性の差を設ける事は大きな過ちになります。

効力は、実印 = 認印 となります。

このことは販売する印鑑屋も深く考えず、専門店でありながらも知らない人がいますし、お客様に伝えていない。 また学校でも、家庭であっても教わらない、伝えられないのも要因です。

やってはいけない印鑑の話

印鑑においての法律では、実印、銀行印、認印という言葉は使わず“印章”の1つの単語で集約されてます。 なので、実印を捺そうが、認印を捺そうが効力は全て同じとなります。

土地の売買契約であっても100円で買ってきた認印を捺せば契約は成立します。
契約の書類には実印も印鑑証明書も必要ではありません。
印鑑証明書が必要なのは登記の時です。
登記前でも契約が成立したら覆す事は容易ではありませんので要注意です。

実印、銀行印、認印は、以下のように考えると宜しいかと思います。

実印
簡単に言うと家、土地などの固定資産などを守るパスワード。

銀行印
お金(流動資産)を守るパスワード

認印
荷物の受取り、役場での書類の受取り、確認また承認した事を相手に示す重要な印鑑。

更にもう1つ!

印鑑が必要な書類で大切でない書類は1つもありません。
まず、大切でなければ印鑑は捺さなくていいはずです。印鑑を求められるのは、それだけ重要なのです。

 

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