相馬印ばん店 宮崎の手書き手彫りの印鑑屋

職人日記

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  • 2015年10月30日   職人が育たない環境

    8月頃に父から譲り受けた仕上げ刀(粗彫りを終えて最後に文字の形を作っていく刃物)が短くなったのと全く切れなくなったので新しい刀が欲しいと思ってました。
    どの印章の問屋さんも在庫でありますが、切れが悪いという評判ばかり聞くのでどこで作って貰うか迷いながら新潟の鍛冶屋さんを見付けて作って貰いました。
    使ってる仕上げ刀を送って同じ形。また鋼は白紙で打って欲しいと依頼しました。
    出来上がって届くと1本1,600円。卸価格?って思うほどです。
    大量生産の既成品でありません。オーダーメイドで2本依頼しただけなのにこの価格…。 一桁間違ってないのかと思うほどでした。 卸しが主だからこの価格なのでしょうか?
    仕事道具だから数万は考えていたので「これ悪くないね」よりも「これはいいわ」って物を求めているだけに不安を覚えました。
    白紙で打って貰った仕上げ刀
    主に卸しの作り手の料金と言うのは極めて厳しい価格設定となってる感があり、仕入れて商品を販売してる側が圧倒的に力を持ってる感は大阪の印章の下請け事情を聞いたり、他業種の職人さんの話を聞いたりFacebookでみたりすると機械で簡単に作ってるのならまだしも技術が必要とする物を作っててながらこの料金?と衝撃的です。販売価格はその料金の数倍だと思います。これも後継者が育たない、育てられない要因かなと思います。
    稀に下請けの話がきますが、材料費を差っ引くと時給に換算すると1,000円以下とか酷い話しでお断りしてます。
    印章業界でも法人化してる店でない限り、子に積極的に継がせるとこは皆無に等しいと思います。私のとこもそうでした。
    安定した生活と、後継者を育てられる環境を作れる適切な料金設定が不可欠だと思います。
    そうでないとモノづくりの日本ってのは昔の話しって時代もそう遠くないと思います。

    カテゴリー: 店の出来事、etc.

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